第66回カンヌ国際映画祭(`13)でパルムドールを受賞した『アデル、ブルーは熱い色』のミューズ、アデル・エグザルコプロス主演最新作『アナーキスト 愛と革命の時代』が7月20日より、新宿シネマカリテ「カリコレ2016」にて公開される。この度、予告編が解禁となった。
本作は、19世紀末のパリを舞台に、ベル・エポックと呼ばれ繁栄を誇った華やかな時代の陰で革命を画策する無政府主義者「アナーキスト」たちの禁断の三角関係を描く。知性と美貌を併せ持つ女革命家を演じるのは、2013年カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作『アデル、ブルーは熱い色』の主演で一躍世界の注目を集めた新鋭アデル・エグザルコプロス。今作でもその端正でクラシカルな美しさを遺憾なく発揮し、男を惑わすファムファタールを演じる。孤独な潜入捜査官役には、初主演作『預言者』でセザール賞主演男優賞受賞の快挙を成し遂げたタハール・ラヒムが演じる。
解禁された予告編では、タハール・ラヒム演じる潜入捜査官・ ジャンが、革命を画策するアナーキストたちの組織に入り込んだ先で、アデル演じる女性革命家・ジュディットと出会い、激しい恋に落ちていくさまが映し出されている。しかし、彼女はジャンに信頼を寄せる組織のリーダー・ウジェーヌの恋人で組織の中心人物。革命と使命と恋の狭間で交差していく3人の想いが、緊迫感溢れる展開を生み出している。
主演を務めたアデルは「無意識かもしれないけれど、いつも、複雑な役柄を演じたいと思ってます。順風満帆な役に興味がないのです。19世紀末の無政府主義者の活動やその時代背景について殆んど知識がなかったので、アルベール・カミュの戯曲『正義の人びと』を読んだり、97年のアメリカ映画『フェイク』のジョニー・デップ とアル・パチーノの演技を観て役作りしました」とコメントを寄せている。
映画『アナーキスト 愛と革命の時代』は7月20日より新宿シネマカリテ「カリコレ2016」にて公開
【CREDIT】
出演:アデル・エグザルコプロス、タハール・ラヒム、ギョー ム・グイ、セドリック・カーン
監督:エリ・ワジュマン
配給:ミッドシップ、コムストック・グループ
公式サイト:http://comstockgroup.jp
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