『真田十勇士』 中村勘九郎、伝統の一戦「阪神VS巨人」で人生初のファーストピッチ!

堤幸彦監督×中村勘九郎主演の『真田十勇士』が9月22日より全国公開される。この度、7月19日に阪神甲子園球場で行われた「阪神VS巨人」という伝統の一戦で、猿飛佐助を演じる中村がファーストピッチを務めた。

豊臣・徳川の最後の決戦“大坂の陣”から400年となる2014年、大ヒットを記録した舞台「真田十勇士」を、同作品の演出を手がけた奇才・堤幸彦監督により映画化。天下統一を目の前にした徳川家康と「豊臣の世を再び!」と復権を狙う豊臣家の対立が深まっていた戦国の世を舞台に、天下の名将と名高い真田幸村の隠れた“ヘタレっぷり” をサポートすべく立ち上がった抜け忍・猿飛佐助を筆頭に、一癖も二癖もある十人の勇士たちの活躍を描く。

真田十勇士

本作の主人公で、”歴史を変える大嘘”で真田幸村を天下一の武将に仕立て上げる【真田十勇士】の中心的存在・猿飛佐助を演じる中村。劇中の衣装そのままにマウンドに降り立ち、鍛錬された身体を使ったアクションシーンで魅せる忍びのような素早い動きで、伝統の一戦の幕開けにふさわしい一球を投じ、スタジアムを大いに盛り上げた。

見事ノーバウンドでナイスピッチングを見せた中村。その後の囲み取材で「自分でも驚きです。嘘偽りなく本当に、こういたイベントで投げるのは初めてだったので…。僕初めてなんですよ。子供の頃も野球やってなかったので。実は野球部に入りたかったんですけど、学校に雑巾を忘れて、それが原因でうちの母親とトラブルになって、入部届けにサインしてくれなかったっていう苦い思い出があるんです。どうなるかなと思ったんですけど、よかったです」とホッとした様子。

続けて、「人生で初めての経験ですし、甲子園ということで、嬉しかったですね。甲子園といえば高校球児が『立ちたい』って願っているマウンドなんでね。そこに足を踏み入れることができたのは本当に幸せですね。これはもう、素人が歌舞伎座の舞台に立つのと同じくらい神聖なことだと感じました」と喜びを語った。

真田十勇士

ピッチング後に、徳川家康を斬る演出で観客を沸かせたが、「斬ろうと思って。やっぱり僕は豊臣方の真田幸村方なので、言ってみれば『西』じゃないですか。今日は『東』の巨人戦なのでね、まぁ、斬ってやろうと思いまして(笑)どうせだったらオレンジ着ててほしかったんですけどね」と報道陣を笑わせた。また、四方八方に観客がいることに「本当に緊張しました。普段とは比べ物にならないですね。ただ、甲子園の土を踏めて、しかも生まれて初めての『ファーストピッチ』で。ラッキーちゃんに手を引かれてる間もずっと『すごいね!これ甲子園だよね!あそこに立つんだよね!すごいよね!』と興奮気味に話しかけてました(笑)」とお茶目な一面をのぞかせた。

最後に、「今の日本でこんなに派手なものを作っていいんだろうか?怒られないんだろうか?というくらい、豪華で派手な作品になっております。お子様からおじいちゃんおばあちゃんまで楽しめる娯楽大作になっておりますので、アクションだけではなく、親子の愛やロマンス、いろんなものが詰まっておりますので、ぜひぜひ劇場へお越しくださいませ!」と映画をアピールし、「舞台も9月11日から東京公演が始まり、10月14日からは大阪でも公演があります。映画と演劇が同時期に観られるという史上初の企画となっておりますので、初物好きの方はぜひぜひ、ご覧くださいませ!」と締めくくった。

映画『真田十勇士』は9月22日より全国公開

【CREDIT】
監督:堤幸彦  脚本:マキノノゾミ、鈴木哲也
出演:中村勘九郎、松坂桃李、大島優子/永山絢斗、高橋光臣、駿河太郎、村井良大、荒井敦史、望月歩、青木健、石垣佑磨、加藤和樹、伊武雅刀、佐藤二朗、野添義弘/松平健(特別出演)、加藤雅也、大竹しのぶ
配給:松竹・日活

©2016『真田十勇士』製作委員会

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