『TOO YOUNG TO DIE!』 “がまん汁”役の中村獅童が全身白タイツで暴走!役作りは「先走り感と透明感を大事に」

映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』大ヒット御礼トークイベントが24日、都内・ヒューマックスシネマ池袋にて行われ、宮藤官九郎監督と“あの役”で出演の中村獅童が出席した。

本作は、宮藤官九郎が豪華キャストで贈る世界初“超地獄級”コメディ。まだキスもしたことがない、不慮の事故でホンモノの地獄に落ちた17歳の高校生・大助を、地獄専属ロックバンド・地獄図(ヘルズ)を率いる“赤鬼”キラーKの鬼特訓が襲う!生き返りを賭けた大助の地獄めぐりを描く。

TOO YOUNG TO DIE!

中村のサプライズ登場前に、宮藤監督が盛大な拍手に包まれながら登場し、「池袋のみなさんこんにちは。(中村が演じた)がまん汁っていうのは先に出るもんですけどね。ちょっと頑張って向かっているみたいなので。間に合わなかった場合は電話しようと思いますので」と動揺しつつも挨拶。「公開して一ヶ月。どこに行っても満員で大変ですよね。やりがいがあります。ありがとうございます」と感謝を述べた。

TOO YOUNG TO DIE!

すると、全身白タイツ・顔面白塗りの“がまん汁”スタイルで中村がサプライズ登壇。その出で立ちに、場内は一瞬にして驚きの声と共に、盛大な拍手と笑い声で包まれた。中村は「どうもこんにちは!“がまん汁”を演じた中村獅童です!」と明るく挨拶をすると再び場内は大爆笑。対する宮藤監督も、まさかの格好で登壇した中村を前に「(その格好は)このために!?」と爆笑。自らこのサプライズのために、衣装と劇中のシーンを切り取ったパネルを用意したという中村は「この白タイツは奥さんに用意してもらいました!」と自慢げにアピールした。

「“がまん汁役”をオファーを受けた時の感想」を聞かれた中村は「そうですね、やっぱり“がまん汁”って何度も出来る役でもないですし、非常に嬉しかったのと、宮藤さんが『いつか中村くんのために主役の作品を撮りたい』と言っていたので、今は(がまん汁役で)耐えるべきなんだなと」と笑顔。さらに「今回の役を演じるにあたり最も意識したこと」についても「今まで演じた役の中で最も難しい役ではありましたね…」と神妙な面持ちで答えながらも、「やっぱり役作りとしては『先走り感』と『透明感』を大事にしました」と観客から笑いを誘った。

TOO YOUNG TO DIE!

イベントでは観客との質疑応答のコーナーが設けられ、中でも子供から「なんでこの映画を作ろうと思ったんですか?」というシンプルな質問が。中村監督は「そうだよね。ふざけてる場合じゃないよね(笑)」と笑いながらも「真面目に答えますと、死ぬとか生きるとか扱ったコメディがやりたかった。死んだ時にあんなところに行けるならいいやと思えるような映画を作りたくて、この映画を作りました」と本作への想いを語った。

TOO YOUNG TO DIE!

その後のフォトセッションでも中村は、集まった取材陣、観客を前に、パネルを顔にはめキメ顔で望むファンサービスも。イベントの最後に中村は「本当にみんな今日はどうもありがとう!俺が主役の映画で会おうぜ!」と爽やかにキメると、場内は再び爆笑の渦に。宮藤監督は「いやほんとうにね、主役やろうねって確かに言いましたね(笑)今ものすごく申し訳ない気持ちです。いつかやりましょう!」と中村と固い約束を交わした。

映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』は大ヒット公開中

【CREDIT】
監督・脚本:宮藤官九郎
出演:長瀬智也/神木隆之介/尾野真千子/森川葵/桐谷健太/清野菜名 他
公式サイト:TooYoungToDie.jp

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