映画『森山中教習所』大ヒット御礼トークイベントが28日、都内・新宿バルト9にて行われ、主演の野村周平、豊島圭介監督、原作者の真造圭伍が出席した。
真造圭伍の人気コミックを、『ヒーローマニア-生活-』の豊島圭介監督が実写化した本作は、マイペースでテキトーな大学生・清高とポーカーフェイスでクールなヤクザの同級生・轟木が、一風変わった教習所で一夏を過ごす青春ドラマ。
「本日はお日柄もよく、今日ようやく梅雨が明けたと言っていましたね。暑いよね、熱中症とか帰り道気をつけてくださいね」と気さくに挨拶した野村。そんな野村演じる清高の奇想天外なキャラクター性に「シナリオとして起こすのに苦労した」という豊島監督は「漫画では世界が出来ているので成立しているんですが、これを生身の俳優さんがどう演じられるか。漫画の画を見ても想像できなかった」と吐露。「そんなキャラを野村くんが微妙な塩梅でやってくれて、『清高が実写になるとこういう風なんだ』と野村くんに教えられました」と称賛した。
今回の役作りについて野村は「僕はお芝居するとき、楽しかったらなんでも出来るんですよね。現場でみんなと喋ったりして清高を作り上げていったので、今回はみんなで作り上げた清高だと思いますね」と振り返った。続けて「リハーサルだと、まあ置いてあるものがまずリアルじゃないし、セットとか行くとスイッチが入る。やっぱり本番で“現場に行ってみないとわからない派俳優”なので、リハーサルももちろん大事ですが、やるならセットでやりたいっていう気持ちがあります」と笑顔で語った。
また、「自身と清高の似ているところは?」と聞かれた野村は「似てるようで似てなかったり。性格とか、こういう訳のわからないヤツ得意なんです!」と笑顔を見せるも、「自分もよく『何考えてんのかよくわかんない』って言われるんですが、それが一番傷つく。めっちゃ気にしぃなので、そんなこと言われるとショックなんです」と明かした。さらに、麻生久美子や岸井ゆきのとの共演に「麻生さん綺麗だな〜と思いながら芝居してたし、岸井ちゃんかわいいな〜と思いながら芝居してました。2人の胸を借りるというか、もうドーンと甘えてましたね。岸井ちゃんとは一緒にバカやってましたね」と撮影を振り返った。
最後に野村は「公開して1週間?あ、3週間経ったんですね!こうしてたくさんの方に観ていただけて嬉しいです」と話し、話題の“ポケモンGO”にあやかり「(映画館の近く)歩きながら、レアなポケモンいっぱいいるかもしれない!そういうところから映画業界を変えていきましょう!」とアピールし、イベントを締めくくった。
映画『森山中教習所』は新宿バルト9ほか大ヒット公開中
【CREDIT】
原作:真造圭伍「森山中教習所」(ビッグスピリッツコミックス刊)
監督:豊島圭介
主題歌:星野源「Friend Ship」
配給:ファントム・フィルム 公式サイト:moriyama-movie.com
©2016 真造圭伍・小学館/「森山中教習所」製作委員会