映画『ルドルフとイッパイアッテナ』初日舞台挨拶が6日、都内・TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われ、黒猫ルドルフ役の井上真央、トラ模様のボス猫イッパイアッテナ役の鈴木亮平、湯山邦彦監督、榊原幹典監督が出席した。
本作は、大好きな飼い主と突然はなればなれになってしまった黒猫のルドルフと、東京で最も恐れられている大きなボス猫・イッパイアッテナの冒険を描く。監督は「劇場版ポケットモンスター」シリーズの湯山邦彦と、全米で人気を博した３DCGアニメ「パックワールド」の榊原幹典が務め、脚本を『映画 妖怪ウォッチ』の加藤陽一が担当する。
黒猫模様のワンピース姿で登場した井上は「この日を心待ちにしていたので、今日は気合を入れて黒猫を身に纏ってきました」と笑顔。初日を迎え、「本当に嬉しいです。ここに至るまで多くの方が長い歳月をかけて作って、今日皆さんがいるわけではないですが、たくさんの方々に観ていただけて嬉しいだろうなと思います」と語った。そんな井上の衣装に、鈴木は「それすごいよね！僕もよく見ると若干ストライプなんです（笑）多少トラ柄取り入れてます」と観客から笑いをとった。
続けて鈴木は、観客に年齢層を伺い、幅広い客層の動員に「『ルドルフとイッパイアッテナ』って観る年代によって感じていくものが変わっていく作品だと思うんです。例えばちびっこ達は5年後にまた観て欲しいし、20代になったらまた全然違うものを受けるだろうなと。そうやって長く長く愛されるポテンシャルを持った作品だと思う」と感無量の様子を見せた。
日米で製作された本作は、湯山監督と榊原監督それぞれの製作現場に伺った2人。「感動しました！」「猫の毛並みから外の景色までこだわりがすごかった」と和気藹々と語る中、イベントでは本作のストーリーにちなみ、「迷子になった経験は？」という質問も。井上は「しょっちゅうです。小さい頃よくお母さんと手をつないで歩いてたら、フッと見たら知らないおじさんだった」と暴露すると、鈴木は「え！その時おじさんはどんな気持ちでいたんだろ（笑）」とツッコミ、笑顔を浮かべていた。さらに、井上は「方向音痴なのに冒険心がある。犬の散歩中にいろんなとこ歩いて、自宅までの帰り道をお巡りさんに聞いたことがある」と語り、鈴木も「小学校低学年くらいの頃、プールで1日に2回迷子になった。ワーッて遊んでまた迷子になって、1回もう保護されてるから、場所わかってて『また迷子になったみたいです〜』って駆け込みました」と可愛らしいエピソードを披露した。
最後に、リオ五輪開会式が本日開かれ、その模様を見ていたという鈴木は「カンボジア代表が歩いてきた時に、猫ひろしさんがいらっしゃって。ここでも“猫”きたかと！公開日とも重なり、『ルドルフとイッパイアッテナ』きてるなという感じがします。“ニャー”ですよ！猫ひろしさんにも頑張っていただいて、猫ブームにつなげていきたいと思います。この勢いでお客さんも“イッパイアッテナ”に！」と笑顔で語り、井上も「この作品は29年前に生まれて、私も29歳同じ歳なので、不思議なご縁を感じています。オリンピックに負けないくらいの感動を皆さんにお届けできると思っています。ぜひ“にゃん回”でも観ていただけたら」とアピールした。
映画『ルドルフとイッパイアッテナ』は全国公開中
【CREDIT】
出演：井上真央、鈴木亮平、八嶋智人、古田新太
原作：「ルドルフとイッパイアッテナ」（斉藤洋・作）
監督：湯山邦彦・榊原幹典 脚本：加藤陽一
製作：2016「ルドルフとイッパイアッテナ」製作委員会
配給：東宝 公式サイト：http://www.rudolf-ippaiattena.com/
