ザ・ビートルズの驚異的な初期のキャリアを描き、1970年の『レット・イット・ビー』以来46年ぶり、『ザ・ビートルズ・アンソロジー』から実に21年ぶりのアップル公式作品『ザ・ビートルズ〜EIGHT DAYS A WEEK ‐ The Touring Years』が9月22日より全国公開される。
日本時間9月15日(木)深夜にロンドン・ワールド・プレミアイベントが開催され、ポール・マッカートニー、リンゴ・スターらが出席した。日本でもTOHOシネマズ新宿、TOHOシネマズ梅田、TOHOシネマズ名古屋ベイシティにて現地の模様が中継され、深夜にもかかわらず、多くのファンが劇場に詰めかけた。
現地の会場にはレッドカーペットならぬ、本作のキービジュアルのブルーに合わせて ブルーカーペットが敷かれており、カーペットの途中には、「アビイ・ロード」の交差点のデザインも。ロンドンには関係者に加えて、多くのセレブリティも来場。マドンナ、エリック・クラプトン、リアム・ギャラガーなどのアーティストをはじめ、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のマイケル・キートン、「モンティ・パイソン」のマイケル・ペイリン、テリー・ギリアムの姿もあった。そして、オノ・ヨーコ、オリヴィア・ハリスンらメンバーの家族、今年亡くなった“5人目のビートルズ”と言われたプロデューサー、ジョージ・マーティンの息子のジャイルズ・マーティンなど、ビートルズの活動に深くかかわった面々が顔をそろえる貴重な機会ともなり、彼らが姿を現すたびに客席からは歓声がわき起こっていた。
マイクを向けられたポールは「ワクワクしているよ!」と語り、完成版の手前のラッシュを見たというリンゴは「完成したものを見るのが楽しみだよ」と笑顔を見せた。これにロン・ハワード監督は「いまから“NO”とは言わないでくれよ」とニヤリ。改めて完成した映画について「エンドクレジットの後にもまだ、ボーナストラックが入っているから楽しんでほしい」と呼びかけた。
また、映画の中でも描かれるように、ビートルズが世界で最も偉大なロックバンドのひとつとなったことについて、ポールは「決してひと晩で成し遂げたことじゃないよ。リヴァプール、ハンブルグでの活動も長かったしね。とてもじゃないけど、こんなことになるなんて予想もしてなかったよ。リヴァプールでやってたバンドが、一生懸命やって、いま、ここに至っている。それは素晴らしいことだなと思うよ」と感慨を口にしていた。
映画『ザ・ビートルズ〜EIGHT DAYS A WEEK ‐ The Touring Years』は9月22日より角川シネマ有楽町、TOHOシネマズ新宿ほか全国公開
【CREDIT】
出演:ザ・ビートルズ
監督:ロン・ハワード
プロデューサー:ナイジェル・シンクレア、スコット・パスクッチ、ブライアン・グレイザー、ロン・ハワード
エグゼクティブ・プロデューサー:ジェフ・ジョーンズ、ジョナサン・クライド、マイケル・ローゼンバーグ、ガイ・イースト、ニコラス・フェラル
配給:KADOKAWA 公式サイト:thebeatles-eightdaysaweek.jp
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