GReeeeNの名曲「キセキ」誕生にまつわる軌跡と奇跡を、松坂桃李×菅田将暉のW主演で描く『キセキ ーあの日のソビトー』が2017年1月28日より全国公開される。この度、劇中でGReeeeNのメンバーを演じる菅田将暉、横浜流星、成田凌、杉野遥亮が「グリーンボーイズ」の名で2017年1月24日にCDデビューすることが決定。あわせて彼らが歌う「道」のレコーディング風景を収めた本編映像が解禁となった。
歯科医師とアーティストを両立し、顔出し一切無しの異色ボーカル・グループ “GReeeeN”の名曲「キセキ」誕生のバックボーンとなる、ある兄弟の物語を描く本作。「キセキ」を含む楽曲すべてのプロデュースを手がけるJIN(ジン)とリーダー・HIDE(ヒデ)が、家族との衝突を経ながら、夢を信じて、仲間と共に自分のやりたいこと、進むべき道を見つけ出し、前へと進んでいく姿を描き出す。ジン役に松坂桃李、ヒデ役に菅田将暉がW主演を務めるほか、忽那汐里、平祐奈、横浜流星、成田凌、杉野遥亮らが出演する。監督を『そして父になる』『海街diary』『海よりもまだ深く』など是枝裕和監督の元で助監督として活躍した兼重淳が務める。
「グリーンボーイズ」は、歯科大学在学中に活動を始めた4人がGReeeeNになる前身の名称。プロデューサーはGReeeeN同様にJINが務め、リーダー・ヒデ役の菅田を筆頭に、ナビ役の横浜、クニ役の成田、ソウ役の杉野が、撮影開始約2か月前からボイトレなど練習を重ねてきた。GReeeeNの10年前のデビュー日と同じ日、1月24日のCDデビューに先駆け、11月9日に彼らが歌う「キセキ」が先行配信される。さらに、2017年1月7日にさいたまスーパーアリーナで行われるGReeeeN10周年記念LIVE「あっ、リーナ、ども。はじめまして。『クリビツテンギョウ!? ル~デル~デ♪』」にグリーンボーイズがライブゲスト出演することも決定した。
あわせて解禁された本編映像には、実際のGReeeeNデビュー当時の制作スタイルを再現した、ヒデの兄、ジンの住むワンルームのクローゼットの中で「道」のレコーディングをする風景を収めたもの。ロングバージョンの映像では、GReeeeNとしてメジャーデビューが決まり、ジンから「覚悟できてるんだろうな?」と意思を確かめられるが、レコーディングするのは何とスタジオではなくクローゼットの中という現実に戸惑う4人の姿が映し出されている。映画では、GReeeeNのデビュー前に作られた「声」、デビュー曲となった「道」、そして「キセキ」が菅田ら4人により歌唱される。
グリーンボーイズ コメント
菅田将暉「撮影時や打ち上げの時の一体感、グルーヴ感が本当に楽しくて、このままで終わりたくないと思っていました。色々な方の力を借りて、このような形で皆さんに届けることができるようになりました。素直に嬉しいです。技術は持っていないし、決してうまくはないけれど、純粋に音楽を楽しみ、音楽を伝えていきたい、そんな思いのつまった僕らなりの音楽です。今回、カバーさせて頂いたGreeeeNさんの曲は盛り上がれるしグッとくるし、良い曲です。グリーンボーイズとして大切に歌います」
横浜流星「ただただ、驚いています。大好きなGReeeeNさんのメンバーの一員を演じさせて頂き、歌を歌わせて頂きその歌がリリースされるということは、この上なく幸せな気持ちです。新生グリーンボーイズとしてGReeeeN同様、沢山の方の心に響く歌を歌いたいです」
成田凌「お話を聞いたとき、驚きや照れや喜びや、たくさんの感情が組み合わさり、実感もなく、ただ、『そうなんだ。』と思ったのを覚えています。よく考えてみたら本当に凄いことで、未だ実感が湧かず戸惑っています。ただ、声がコンプレックスで歌が苦手だと悩み続けていた先日までの僕に報告してあげたいです」
杉野遥亮「初めて聞いた時は本当にビックリしました!でも、時間が経つにつれて実感も湧いてきましたし、やる気にも満ちています。みんなで一緒に、撮影中に培ったものを音楽という形で表現できる幸せに感謝しています」
GReeeeN HIDE コメント
このお話を聞いたときは、驚いたとともにとても嬉しく思いました。歌も聴かせて頂きましたが、僭越ながら僕たちと同じ種類のエネルギーを感じざるをえません。少し恥ずかしくもなりましたが、とても魅力的に思いました!この度、「道」「声」「キセキ」をカバーして頂きますが僕らにとてもとても大切な曲達をグリーンボーイズならではのパワーで新たに皆さんにお伝えてしていって頂けたらと思います!
映画『キセキ ーあの日のソビトー』小池賢太郎プロデューサー コメント
GReeeeNは、顔も出していないアーチストである為、一見、キャスト起用においては、一般の方々が顔を知らないという部分について、自由度が高いと感じますが、実は、非常に難しい部分もありました。音楽で国民的アーチストとして認められ、愛されている彼らの本質は、当然ながら底知れないものがあり、そして、彼らの直感的な音楽の素がメンバーそれぞれの個性にひも付いていると感じたからです。
今回のキャスティングは監督スタッフを含め、ビジュアルや身長もさることながら、最も重要視したのがメンバーそれぞれの特質すべき個性を中心にイメージさせて頂きました。ヒデさん役の菅田将暉さんは、まっすぐな心、そして芯の強さ。ナビさん役の横浜流星さんは、温厚な人柄と品の良さ。クニさん役の成田凌さんは、明るくお洒落で垢抜けているキャラクター性。ソウさん役の杉野遥亮さんは、無垢な心と魅力的な低音の声。撮影を通してストーリーに重ねあった彼らを見ているとまさにGReeeeNが映し出されているような気になりました。青春期にある独特なメンバーのハーモニーが映画の中で、凛凛と輝いているように感じ、特に忠実に歌パートも再現した彼らグリーンボーイズの“歌”を世の中に発表したいという強い思いに駆られ今回のCDデビューに至ることになりました。こういった流れも一つの奇跡だと嬉しく感じています。
映画『キセキ ーあの日のソビトー』は2017年1月28日より全国公開
*タイトルの「ソビト」とは:素人または空人。呼称。自由に新しいことに挑戦していく人のこと。GReeeeNによる造語。
【CREDIT】
出演:松坂桃李、菅田将暉、忽那汐里、平祐奈、横浜流星、成田凌、杉野遥亮、早織、奥野瑛太、野間口徹/麻生祐未、小林薫
監督:兼重淳 脚本:斉藤ひろし
配給:東映 製作プロダクション:JOKER FILMS
公式HP:kiseki-movie.com
©2017「キセキ ーあの日のソビトー」製作委員会