映画『ミュージアム』講談社25誌連合試写会が31日、都内・よみうりホールにて行われ、ハロウィンにちなんでカエル男に扮した小栗旬がサプライズ登場した。
本作は、雨の日に起きる連続猟奇殺人事件の犯人、カエルのマスクを被った通称・カエル男と、沢村久志刑事との壮絶な駆け引きを描くスリラー・サスペンス。沢村久志を演じる主演の小栗をはじめ、沢村久志刑事の妻・沢村遥役に尾野真千子、沢村刑事を慕う新米刑事・西野純一役に野村周平ほか、丸山智己、伊武雅刀、田畑智子、市川実日子、沢村の父役を大森南朋が演じる。
満席状態の会場に、舞台袖から突如登場したカエル男。マスクを被った状態で「今日はハロウィンなので、カエル男です...」となにやら落ち着かない様子で話し出すと、司会者が「お話しづらそうなので、マスクを外してもらえますか?(笑)」と促す。会場がソワソワしだす中、マスクに隠された正体が明らかになると、会場からは割れんばかりの歓声が一気に沸き起こった。
この小栗の登場は「ちょっと近くにいたので(笑)」という本人直々の発案で、試写会に集まった観客だけでなく、マスコミにも一切の告知がされていない急遽決まったサプライズ。小栗にとっても珍しい“サプライズ”という形での舞台挨拶に「衣装もメイクもないまま、私服なんですけど、こういう風に何も知らされないで、サプライズをやるって嬉しいですよね!」と話すと、客席から拍手が送られた。また、実際に映画で使われていたカエル男のマスクを被った感想を「初めて被りましたけど、超息苦しかったです。(映画では)カエル男がアレを被って色んなことをしてますけど、さぞかし大変だったんじゃないかなと思いましたね(笑)」とコメントした。
その後、「せっかくの機会なので」と行われた観客から小栗への質問コーナー。映画の見所について「車に轢かれるシーンがあるんですけど、本当にスタントを使わずに僕がやったので、そこですかね。現場で大友監督に『轢かれてみようか!』と言われて『はい!』と言って4回位やりましたが、2回目くらいのときにもろに車にぶつかって、(同じシーンに居て)それを観ていたカエル男の中の人(妻夫木聡)に『アレはただの事故現場だったよ』と言われました(笑)」と撮影秘話を語る。
「カエル男の私刑でもしも自分がやられるなら?」という質問には、「全部嫌ですけど『ずっと美しくの刑』は眠ったままやられるのだったら...あとは全部痛そうなんで(笑)」と回答。続いて「小栗さんの一番かっこいいシーンは?」と問われると「今回はですね...終始かっこいいんですよ(笑)」と満遍の笑顔で答えると、会場から大きな拍手が沸き起こっていた。最後に、これから作品を楽しむ観客に向かって「自信をもってみなさんにお送りできるような作品になりました。じっくり観て楽しんでいただければ」とメッセージを送り、壇上を後にした。
映画『ミュージアム』は11月12日より全国公開
【CREDIT】
原作:巴亮介『ミュージアム』(講談社「ヤングマガジン」刊)
監督:大友啓史
出演:小栗旬、尾野真千子、野村周平、丸山智己、伊武雅刀、田畑智子、市川実日子、大森南朋 他
配給:ワーナー・ブラザース映画
公式サイト:http://www.museum-movie.jp
© 巴亮介/講談社 © 2016映画『ミュージアム』製作委員会