11月18日よりHuluにて日米同時配信されるオリジナルドラマ「代償」の完成披露試写会が16日、都内・TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われ、小栗旬、高橋努が登壇した。
本作は、強盗殺人事件の容疑者・達也の弁護を務めることになった弁護士・圭輔の運命と代償を描クライムサスペンス。圭輔にとって達也は、遠い親戚であり、少年時代に一緒に暮らしていた“友人”。家庭崩壊に人格否定、犯罪教唆、近親憎悪、人身操作と、かつて圭輔を“不幸のどん底”へと追い詰めた達也との心理戦を追っていく。
悪を弄ぶ“友人”によって人生と精神を破壊された弁護士・圭輔を演じる小栗。気弱な一面を持つ役どころに「原作がとても面白かったのでオファーを受けました。最初いただいた台本とは少しキャラクターが変わっていって、“弱さ”を足させてもらった。ありえないことがどんどん起きていくので大変でしたね」とコメント。高橋との共演に「すごく嬉しかったです。はじめ『達也という役を高橋さんで考えています』と聞いて、そんな嬉しい話はないなと思いました」と語り、「がっつり共演するのは久しぶりだったので、本当に嬉しかったですね」と喜びをあらわにした。
また、小栗扮する圭輔を追い詰めていくサイコパス・達也を演じた高橋も「嬉しかったですね。顔合わせの時はやっぱり照れ臭くて、普段しょっちゅう会ってるんですが、本読みの時『スター入ってきた…』と思いましたね」と明かすと、小栗は「ムード出すからね(笑)」とツッコミ。さらに、「努くん本当に男前になった。昔は目がこんなに開いてなかったんですよ!」と吐露。高橋が「手は加えてないですよ!」とツッコむと、「年々いろんな作品を超えていくごとに、目が開いていって。ちょっといじったんじゃないかってくらい(笑)後2年くらいしたらもっとバッチリ開いてるかも」と仲睦まじい様子をのぞかせた。
高橋は今回、小栗を追い詰めていく役どころだったが、演じてみて「快感でしたね。本当に追い詰められてて、控え室で待ってる時も普段の小栗ではなかった。もちろん役を通してですが、身体もかなり絞ってたし、『追い込まれてんなぁ』って見てました」と撮影を振り返っていた。
イベントでは、本作のストーリーにちなみ、心理カウンセラー・晴香葉子を迎えて「サイコパス度診断」が行われた。犯罪者や精神患者としてではなく、成功者に多い魅力的な一面を持つ意味も表すサイコパス。「他人をコントロールすることが得意ですか?」という質問に、2人とも「ないです」とキッパリ。高橋が「小栗によく振り回される」と明かすと、小栗は「人を振り回すっていう部分はかなりあると思う。でも“操ってる”覚えはない!ただのワガママです(笑)」と笑顔をのぞかせた。
また、プライベートでも仲の良い2人に対し、「話役ですか?聞き役ですか?」という質問に、小栗は「僕はお酒が入ると熱く語りたがります。最近バランスみてて、『3回喋りたい』と思うか(心の中で)確認してからしゃべるようにしてます。みんなにすぐ自分の話ばっかりと言われるので(笑)」と語っていた。
さらには「好きになった女の子の人数はどちらが多そうですか?」というプライベートに突っ込んだ質問に対し、小栗は「絶対、努くんでしょ!」と豪語。「努くん会うたびに『あの子が好きだ』って言ってる」と話すと、高橋は「やめろやめろ!一途だから」と赤面していた。
続けて、食事などに「急に誘う?誘われる?」という質問には2人も「どっちもどっち」と言うが、高橋は「『何してる?』っていう誘い方はするよね!」と暴露。さらに、「撮影の待ち時間は何をして過ごす?」と尋ねられると、小栗は「ずっと動いてます。落ち着けられないので、フラフラしてますね」と明かしていた。
診断の結果、晴香は「小栗さんの方がサイコパス度が高い。人を巧みに操ってしまう口達者で、夢中になってしまう人が多い。パッと思いつきで誘うこともサイコパスの傾向。退屈しやすく、じっとしていられないことから刺激を求めている傾向もある」とコメント。人気者に多いサイコパスという診断に、小栗が「絶対違う!」とこぼすも、高橋は「小栗旬という俳優が、ここまで(人気に)なってるっていうことは、もうサイコパスなんだと思います」と結果に納得していた様子だった。
ドラマ「代償」はHuluにて11月18日より日米同時配信(全6話順次配信)
公式サイト:http://drama-daisho.com