2017年8月11日より日本公開される『スパイダーマン:ホームカミング』で新星スパイダーマン役に抜擢されたトム・ホランドが、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でレイ役を演じたデイジー・リドリーの出演するYAディストピア映画『混沌の叫び/Chaos Walking(原題)』への出演交渉中にあるとハリウッドレポーター誌が報じた。
「怪物はささやく」の原作者でもあるパトリック・ネス原作「混沌の叫び/Chaos Walking」は、『心のナイフ』『問う者、答える者』『人という怪物』の3部作で構成されるヤングアダルト向けディストピアSF作品。本作は『心のナイフ』をベースにした作品になるとみられている。
舞台はある菌によって世界中の女性が絶滅してしまった男だけの世界。そこは人々の考えや想像がすべて他人に筒抜けになってしまう“ノイズ”と呼ばれる菌があり、人々の考えや想像という騒音に満ちた混沌とした場所だ。ホランドが演じると思われる役柄は、彼に忠実な犬と一緒に街から抜け出す主人公トッド役で、ある日偶然現れたリドリー扮する謎の少女ヴィオラと遭遇するというストーリーが展開される。
パトリック・ネス原作のベストセラーを脚色する本作のメガホンを握るのは『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のダグ・リーマン監督。脚本は『マネーモンスター』のジェイミー・リンドンが草稿を担当し、『エターナル・サンシャイン』でオスカーを受賞したチャーリー・カウフマンが脚色を担当する。ハリウッドが注目する若手俳優とハリウッドを代表するクリエイターがタッグを組む。
『混沌の叫び/Chaos Walking(原作)』の公開日は未定