映画『君の名は。』大合唱上映会イベントが23日、都内・新宿バルト9にて行われ、神木隆之介、上白石萌音、監督の新海誠が登壇した。
『秒速5センチメートル』『言の葉の庭』の新海誠監督最新作は、千年ぶりとなる彗星の来訪を1か月後に控えた日本を舞台に、夢の中で“入れ替わる”少年と少女の恋と奇跡の物語。世界の違う2人の隔たりと繋がりから生まれる「距離」のドラマを圧倒的な映像美とスケールで描く。三葉が夢の中で出会う青年・立花瀧を神木隆之介、自らの運命に翻弄されていくヒロイン・宮水三葉を上白石萌音が演じるほか、瀧のアルバイト先の先輩・奥寺ミキ役で長澤まさみが出演する。音楽をRADWIMPSが務める。
8月26日の公開から、圧倒的な映像美と心を震わす感動のストーリーが話題を呼び、日本だけでなく世界中から高く評価され、昨日12月22日までに観客動員数1620万人、興行収入210億円を突破する歴史的メガヒットを記録。日本の人口で換算すると8人に1人の計算で観ているという。この日は本作初の応援、発声、RADWIMPSが手がけた楽曲4曲に字幕を付け、歌唱も可能のスペシャルな大合唱上映スタイル。
350人が集まる会場に3人が登場するや、割れんばかりの歓声が上がった。観客と一緒に本編を鑑賞していた神木は「楽しいっすね!楽しかったです本当に!」と興奮しきり。「心の中で叫びたい想いを叫んでいたりとか、本当に皆さんがよく観てよく感じて、愛情を持ってこの映画を観てくれているんだなって、すごく伝わってきました。嬉しかったです!僕も一人のファンとして歌ってましたし、すごく楽しかった」と満面の笑みをのぞかせた。
上白石も「RADWIMPSさんの音楽がかかるところとか、本当にライブ会場に来ているみたいな気持ちになって!サイリウムも光って、皆さんが手拍子とかしてくださっていて、本当にこの映画に携われて幸せだなって思いました」と喜びをあらわに。また、「キャラクターがセリフを言うより先にフライングして言ったりとか、同時に同じタイミングでおっしゃっていたりして、『すごいなぁ...』って思いました。本当に楽しかったです!」とファンの熱量に感激していた様子。
新海監督は、開口一番「結構疲れる上映ですね。泣かせるために設計したものが全部泣けなくなってる(笑)」と笑いを取り、「でも本当に楽しかった。皆さん結構慣れている感じで、訓練されているんじゃないかな。例えば口噛み酒でイッキコールとか、なんで同時に出るんですか(笑)びっくりしたし、とても楽しかったです」と嬉しそうな表情をのぞかせていた。
イベントでは、【『君の名は。』クリスマス検定】と題して、観客に映画に関する超難問クイズを出題し、勝者にはクリスマスプレゼントとして神木、上白石、新海監督のサイン入り・新ビジュアルポスターがプレゼントされ、この日一番の盛り上がりに。最後には観客と一緒にフォトセッションに臨むなど、大盛況のイベントとなった。
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映画『君の名は。』は年明け1月13日から2週間限定でIMAX上映
【CREDIT】
原作・監督・脚本:新海誠
作画監督:安藤雅司 キャラクターデザイン:田中将賀
音楽:RADWIMPS
声の出演:神木隆之介、上白石萌音、長澤まさみ、市原悦子ほか
制作:コミックス・ウェーブ・フィルム 配給:東宝
©2016「君の名は。」製作委員会