『君の名は。』8人に1人が観た!観客動員数1,620万人突破に新海誠が感謝「ひとつ大きな自信をもらった」

映画『君の名は。』が「8人に1人が観ている」計算にあたる観客動員数1,620万人を突破(日本人口1億2,700万人)。23日に都内にて行われた大合唱上映会イベントに神木隆之介、上白石萌音、監督の新海誠が登壇。観客とともに上映を楽しみ、ファンの熱量を受け取った3人が映画史の残るヒットを記録した喜びを明かした。

君の名は。

周囲の反響を聞かれた神木は「友達からめっちゃ『観たよ』って連絡がきます。僕が映画館へ観に行った時に同級生に会ったんです。『え!観に来てくれたの!』ってなって一緒に観ました。ちょうど席が近かったので。あのときすごく嬉しかったですね。周りの方々が観てくれているのをすごく実感した瞬間でした」と語る。

君の名は。
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上白石も「私もいろんな友達に『観たよ!』って言ってもらえて、『君の名は。』のLINEスタンプがすっごい送られてくるんです!『お前は誰だ』っていっぱいきます(笑)それが自然なくらいに浸透しているというか、その一言だけで『君の名は。』ってわかる。映像だけじゃなくてセリフのひとつひとつ、組紐とかアイテムのひとつひとつ、そういう細かい部分でも本当にたくさんのところに広まってるんだなって思いました。なんだか大きすぎて他人事のようです」と吐露。新海監督が「萌音ちゃんは学校で三葉って呼ばれたりしないの?」と聞くと、上白石は「すごく言われます(笑)『名前(瀧くんって)呼んで』とか」と笑顔を見せた。

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去年の今頃に制作発表をした新海監督。「あの頃はまさかここまでたくさんの方々に観ていただけるなんて想像もしていませんでした」と語り、「今年は不思議な年でしたね。6月くらいまでひたすら制作の日々、7月にLAでプレミアがあって、そこで初めて観ていただいたんです」と振り返る。公開前から神木と上白石とともに様々なPR活動を行なってきたことに、「舞台挨拶とかで神木くんや萌音ちゃんが出てくると、皆『キャー』って声を上げていて、楽しかったですね」と笑顔、神木が「いっぱいセリフとか言いましたね」とこぼすと、新海監督は「入れ替わってる!?とかやりましたね」とニヤリ。

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会場からも「オー!?」と期待の声が上がると、神木は自分が思わず振ってしまったサプライズに応えるように、新海監督の演出のもと、上白石と一緒に「これってもしかして...」と名シーンを生披露。会場が拍手と歓声で沸く中、神木は「久しぶりやね!」と上白石に照れくさそうに笑顔を見せていた。

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改めて新海監督は「公開が始まって、最初の3日間くらいで『この作品がどうも歴史的な観客の入れをしているらしい』というのがだんだん伝わってきて、『もしかしたらすごい数字にいくんじゃないか』というのがわかって...気づけば100億を超えて、12月くらいに200億を超えたのかな」とヒットの流れを振り返る。

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「本当にあっという間で嘘のようだったんですが、ひとつ大きな自信をもらったような気がします。ディズニー/ピクサーであったりハリウッド映画、スタジオジブリの作品が100億を超えるのを僕は何度も『すごいな』と思って見てきました。今回皆さんにこれだけ観ていただけて、そういうものが僕たちにも作れるんだって『君の名は。』に教えていただけた気がします。一度できれば二度目もできるかもれない。あるいは、僕以外の方も同じことができるかもしれない。映画全体にとって、もしかしたら少し良いことができたんじゃないかと、そんな風に思える年でした」と感慨深く言葉を述べ、最後に「3人で一緒に映画を観ることができてすごく楽しかった。まさか歌唱上映ができるとは思ってもみなかったです。よかったらこれからも『君の名は。』を応援してください。今年は皆さんに本当に助けていただきました。とても大きなものをいただきました。ありがとうございました!」と締めくくり、会場からは大きな拍手が贈られた。

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映画『君の名は。』は年明け1月13日から2週間限定でIMAX上映

【CREDIT】
原作・監督・脚本:新海誠
作画監督:安藤雅司 キャラクターデザイン:田中将賀
音楽:RADWIMPS
声の出演:神木隆之介、上白石萌音、長澤まさみ、市原悦子ほか
制作:コミックス・ウェーブ・フィルム 配給:東宝

©2016「君の名は。」製作委員会

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