“本物”オオカミが野性の獰猛さ剥き出す、『ワイルド わたしの中の獣』本編映像

第32回サンダンス映画祭に出品され、あまりの衝撃的な内容から話題をさらったドイツ映画『ワイルド わたしの中の獣』より、新たな本編映像の一部が解禁となった。

ワイルド わたしの中の獣
© 2014 Heimatfilm GmbH + Co KG

オオカミに恋愛感情を抱く女性の姿を描く本作は、職場と自宅の往復で無機質な毎日を過ごす女性アニアが、ある日初めて触れた“野性”に心をかき乱され、激しく惹かれていくさまを描く。野性化していくヒロイン・アニアを、『アイヒマンを追え!ナチスがもっとも畏れた男』に出演したリリト・シュタンゲンベルクが演じるほか、アニアと関係を持つ嫌味な上司には『ファウスト』のゲオルク・フリードリヒ、アニアの妹役で『さよなら、アドルフ』のザスキア・ローゼンダールが共演する。監督・脚本を『バンディッツ』に出演するなど女優としても活躍するニコレッテ・クレビッツが務める。

ワイルド わたしの中の獣

解禁された映像は、主人公のアニアが心奪われたオオカミを自らの手で捕獲し、自分のマンションに連れ込んだところから始まる。オオカミの為に餌を調達してきたアニアだが、狭い一室に連れ込まれていたオオカミは大暴れし、野性の獰猛さで体当たりして室内の壁をぶち破ってしまう。今にも襲い掛かってきそうな様子に命の危険を感じたアニアは、手に持っていた肉が入った袋をオオカミに放り投げ、肉に気をとられている間にマンションのダスト・シュートから逃げ出す。

ワイルド わたしの中の獣
ワイルド わたしの中の獣

出演しているオオカミは、ニコレッテ・クレビッツ監督が見つけてきた本物のタイリクオオカミ。主演のリリト・シュタンゲンベルクとの顔の相性がいいという点で選ばれ、演技経験も豊かでCMなどにも出演している。

映画『ワイルド わたしの中の獣』は12月24日より新宿シネマカリテほか公開

【CREDIT】
出演:リリト・シュタンゲンベルク、ゲオルク・フリードリヒ、ザスキア・ローゼンダール
監督・脚本:ニコレッテ・クレビッツ
配給:ファインフィルムズ

© 2014 Heimatfilm GmbH + Co KG

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