ハリウッド俳優ミッキー・ローク(62歳)がボクサーにカムバック。28日にロシアのモスクワで行われた復帰戦で、33歳年下の相手から2度のダウンを奪い2ラウンドで快勝した。
ミッキー・ロークが約14キロ減量に励み、20年ぶりにボクサーとして復帰。モスクワで29歳のプロボクサー、エリオット・シーモアとエキシビジョンマッチを行った。試合は5ラウンドが予定されていたが、2度のノックダウンを奪い、第2ラウンドで勝利をおさめた。
映画『ナインハーフ』(86)をはじめ1980年代にはセックスシンボルとして人気を博していたミッキー・ロークは、91年にプロボクサーに一時転身(ハリウッド進出前にアマチュアボクサーとして活躍していた)。8試合で6勝(KO勝ち4回)0敗2分けという戦績を残した。92年ボクシング試合出場のため来日した際には「1ラウンドKO」を豪語したが、「猫パンチ」と呼ばれるファイトで話題となったことも記憶に残っている方も多いだろう。
引退後は、ボクサー時代の後遺症による整形手術の繰り返しで外見が変わってしまい、長らく俳優業で輝きを取り戻せずにいたが、2008年の映画『レスラー』で自らの人生とも重なるような落ちぶれたレスラーを演じ、ゴールデン・グローブ賞で最優秀主演男優賞、アカデミー賞主演男優賞にもノミネートされ、再びスターの座を取り戻した。
ミッキー・ロークは試合前に「ボクシングのリングに戻ってこれて本当に嬉しい。神に感謝している」と語った。通算戦績は7勝2分。いまだ無敗の無敵のファイターである。
ソース:http://mashable.com/2014/11/28/mickey-rourke-boxing/