インドNo.1ヒット映画がやってくる/今週末公開の新作映画情報(2014年12月3日号)

★インド映画史上No.1ヒット★
『チェイス!』(147分) 12月5日(金)公開

監督:ビジャイ・クリシュナ・アーチャ
出演:アーミル・カーン(『きっと、うまくいく』)/カトリーナ・カイフ 他
sc4_app(C)Yash Raj Films Pvt. Ltd. All Rights Reserved.

『きっと、うまくいく』などで知られ、TIME誌で「世界で最も影響力のある100人」にも選出されたインドの大スター俳優アーミル・カーン主演の、インド映画史上最大の製作費30億円がかけられたアクション・エンターテインメント。2013年末インドで公開され、インド歴代最高の興行収入47億円を記録し大ヒット。アメリカでも全米興行ランキング9位を達成したほか、イギリス、中国など世界各国で歴代インド映画No.1ヒット、全世界で計90億円を突破した。ハリウッド全面協力のもと、シカゴでのオールロケを敢行したアクロバットなバイクチェイス・シーン、豪華絢爛なダンスシーンなどに注目。
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マジックとダンスを融合したゴージャスなショーでシカゴ中を熱狂の渦に巻き込むサーカス団を率いる、天才トリックスターのサーヒル(アーミル・カーン)。しかし、その裏の顔は、幼い時に父を破滅に追い込んだ銀行へ復讐するため犯行を重ねる腕利きの金庫破りだった。犯人をインド系と特定した警察は、インド本国から犯罪検挙率ナンバーワンの刑事ジャイとその相棒アリを投入するが、サーヒルは人生最大のトリックを仕掛けるのだった。
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★虚構と現実が入り混じるアイドル映画★
『超能力研究部の3人』(119分) 12月6日(土)公開

監督:山下敦弘(『リンダ リンダ リンダ』『マイ・バック・ページ』『苦役列車』)
出演:秋元真夏/生田絵梨花/橋本奈々未/碓井将大/葉山奨之 他
sc_app(C)2014「超能力研究部の3人」製作委員会

人気アイドルグループ「乃木坂46」の「君の名は希望」ミュージックビデオを監督した山下敦弘が、MV内の嘘オーディションで選出した秋元真夏、生田絵梨花、橋本奈々未を主演に据え、大橋裕之の連作短編漫画「シティライツ」を映画化した。超能力やUFOを研究する女子高生たちの姿と、その女子高生を演じるアイドルの現場での様子や制作過程も合わせて描く、フェイク・ドキュメンタリー。監督含め実際のスタッフも出演する、「嘘」と「本当」の境がわからなくなってくる青春映画。

北石器山高校「超能力研究部」に所属する育子(生田絵梨花)、良子(秋元真夏)、あずみ(橋本奈々未)は、いわゆる“いけてない女子”で、日々超能力の研究に勤しんでいる。ある日、同級生の森(碓井将大)がやすやすとスプーンを曲げるのを目撃し、なかば強引に入部させる。森には人の心を読める超能力もあり、メンバーにあっさりと「僕は宇宙人なんだ」と告白。「森君はきっと生まれた星に帰りたいに違いない」と勝手に決めつけた3人は、高価な“UFOマシーン”を購入するべく無茶を重ねてゆく。

★終焉を迎えたNARUTOの最後の物語★
THE LAST-NARUTO THE MOVIE-』(110分) 12月6日(土)公開

監督:小林常夫
声の出演:竹内順子 他
poster_app(C)岸本斉史 スコット/集英社・テレビ東京・ぴえろ(C)劇場版NARUTO製作委員会2014

単行本の累計発行部数1億3千万部を誇る岸本斉史の漫画「NARUTO—ナルト—」の後日談を描く劇場版アニメーション最終作。1999年から15年にわたり連載され今年終止符を迎えた原作最終話の2年後の世界を、原作者の岸本斉史によるキャラクターデザイン、ストーリー総監修のもと描く。
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地球に異常接近した月がこのままでは隕石となって地上へ降り注いでしまうという緊急事態が発生。地球最後の危機を救うべくナルトの最後の物語が始まる。

★ヤマト40周年記念作品★
宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』(112分) 12月6日(土)公開

監督:出渕裕
出演:菅生隆之/小野大輔/桑島法子/鈴村健一/大塚芳忠 他
ymtghm_bzebposter01_reOL(C)西崎義展/2014 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会

1974年のTVシリーズ第一作をベースに「宇宙戦艦ヤマト」を新たなスタッフ&キャストで描いたTVシリーズ「宇宙戦艦ヤマト2199」の完全新作劇場版。

西暦2199年、苦難の航海を経て、目的地イスカンダルで危機的状況の地球を救うシステムである「コスモリバースシステム」を入手した宇宙戦艦ヤマトのクルーたち。大マゼラン銀河を後にしようとしていた突如その時、グタバ遠征軍大都督「雷鳴のゴラン・ダガーム」率いる機動部隊「ガトランティス」に遭遇。戦闘を避け地球へ急ぎたいヤマトは、ガトランティスの最新兵器から逃れながらワープするが、目の前に広がる「薄鈍色(うすにびいろ)の異空間」には謎の惑星があり……。
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<関連作品紹介>
『きっと、うまくいく』(09)
『チェイサー!』主演のアーミル・カーンは当時44歳にもかかわらず、大学生役を演じた、ボリウッドを代表する一本。当時、インド映画歴代興行収入1位を記録。日本では2013年に公開され、それまでのインド映画のイメージを覆す質の高さで評判を呼んだコメディ映画。2010年インドアカデミー賞では作品賞をはじめ史上最多16部門を受賞。スティーヴン・スピルバーグ「3回も観るほど大好きだ」、ブラッド・ピット「心震えた」など絶賛、インド以外でも高い評価を受け、各国でリメイクが決定している傑作。

──『超能力研究部の3人』の山下敦弘が監督したアイドル映画──
『もらとりあむタマ子』(13)
『苦役列車』に続き、山下敦弘が前田敦子と組んだ作品。大学卒業後も職に就かず、実家で悪態をつきぐうたら過ごす前田敦子は必見。

『リンダ リンダ リンダ』(05)
ペ・ドゥナ、前田亜季、香椎由宇が主演、彼女たちが所属する軽音楽部を描いた青春映画。「THE BLUE HEARTS」がフューチャーされている。

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