“ジャッキー”の愛称で親しまれ、今なお高い人気を誇る世紀のファーストレディ、ジャクリーン・ケネディ。JFK暗殺後の彼女の知られざる姿をナタリー・ポートマン主演で描く『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』が3月31日より全国公開される。この度、本作の特別映像が到着した。
本作は、1963年11月22日、テキサス州ダラスでのパレード中に起こったジョン・F・ケネディ暗殺事件を背景に、夫を目の前で失ったファーストレディ・ジャッキーの知られざる姿を描く。『ブラック・スワン』のナタリー・ポートマンが主演を務め、共演にピーター・サースガード、グレタ・ガーウィグ、ビリー・クラダップ、ジョン・ハートらが名を連ねる。
“史上最も有名なファーストレディ”として熱狂的な人気を獲得していたジョン・F・ ケネディ大統領夫人、ジャッキーことジャクリーン・ケネディ。彼女がファーストレディとなり、まず行ったのは“ホワイトハウスの修復”。「ホワイトハウスは単に大統領の自宅兼仕事場ではなく、アメリカの歴史、芸術、文化、国家のプライドを象徴する場所でなければならない」と考えたジャッキーが、自身で調達した資金でホワイトハウスを修復した後、TV 番組「A Tour of the White House with Mrs. John F. Kennedy」が全米で放映された。史上初めてホワイトハウス奥深くにテレビカメラが入り、エミー賞を獲得した番組だ。1962年2月14日に番組が放映されてから55年、本作で完全に再現された番組の製作風景が公開。
今回公開された映像では、驚くべき撮影方法が次々と明かされる。同番組を再現するために、撮影クルーはまず、パリのスタジオでホワイトハウスの一部を建設しており、一から作られたそのセットで、当時とまったく同じ立ち位置でナタリーがハウスの内部について説明する様子が伺える。パブロ・ラライン監督は「シーンの一つ一つ、当時を再現している。セリフも一言も変えてないんだ」と説明し、各シーンでのジャッキーの動作が全て完全再現され、モニター上では、ナタリーとジャッキーの動作が完全にシンクロしている様子が捉えられている。
また当時のザラついた映像を表現するため、特殊なカメラを用い当時と同じ撮影技術で撮影するというこだわりも覗かせている。ジャッキーが手塩にかけて修復したホワイトハウスが55年ぶりに蘇った全貌はぜひ劇場で。
映画『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』は3月31日よりTOHOシネマズシャンテ他にて全国公開
【CREDIT】
出演:ナタリー・ポートマン、ピーター・サースガード、グレタ・ガーウィグ、ビリー・クラダップ、ジョン・ハート
監督:パブロ・ラライン
配給:キノフィルムズ
© 2016 Jackie Productions Limited