福士蒼汰主演『ちょっと今から仕事やめてくる』新予告、主題歌はコブクロ1年半ぶりの新曲「心」に決定

第21回電撃小説大賞<メディアワークス文庫賞>受賞作、累計発行部数50万部を突破した北川恵海の同名小説を、福士蒼汰主演で映画化した『ちょっと今から仕事やめてくる』が5月27日に公開される。この度、本作の主題歌がコブクロの約1年半ぶりの新曲「心」に決定し、新たな予告編と同時解禁となった。

ちょっと今から仕事やめてくる
©2017『ちょっと今から仕事やめてくる』製作委員会

八日目の蝉』『ソロモンの偽証 前篇・事件後篇・裁判』の成島出が監督・脚本を務める本作は、ブラック企業に務める青年・青山隆と、疲労のあまり倒れそうになる彼を救った謎の青年・ヤマモトの出会いから物語が展開される。大阪弁でいつでも爽やかな笑顔をみせるヤマモトだが、ふとした瞬間にみせる深刻な表情が気になった隆が彼の過去を調べると、3年前に自殺していた。自殺したはずの男が「ヤマモト」と名乗る真実に迫っていく。

大阪弁でいつも笑顔を絶やさないヤマモトを福士蒼汰、就職した会社のノルマとパワハラによって心身ともに疲弊した青山を工藤阿須加がそれぞれ演じるほか、青山の先輩・五十嵐美紀役に黒木華、ヤマモトの過去を知る大場玲子役に小池栄子、青山に対してパワハラ発言を繰り返す上司・山上守役に吉田鋼太郎が名を連ねる。

ちょっと今から仕事やめてくる

今回発表されたコブクロの約1年半ぶりの新曲「心」(5月24日リリース)は、元サラリーマン経験のあるコブクロ小渕健太郎が、実際に映画を見て共鳴し書き下ろした意欲作。小渕は、18歳から4年間サラリーマンとして働き、当時21歳にして主任となり40歳の部下を持つ程の優秀な営業マンだった経歴を持つ。当時外回りの営業職だった小渕は、無我夢中で働く中、「働く事で自分を知り、楽しい経験も多くあったが、心はボロボロ、身体だけで出社している様な日もあった」と話す。そんなサラリーマンの傍ら、息抜きとして大阪堺の商店街で路上ライブを始め、いずれ、同じ商店街で歌っていた黒田俊介と出会いコブクロを結成、その後会社を退社し現在に至る。

予告編には、工藤扮する青山が、就職した会社のノルマや上司からのパワハラに心身ともに疲弊していく姿や土下座する場面、福士演じるヤマモトとの出会いで変わっていく人生観が収められている。

コブクロ コメント


この「心」という楽曲は、映画『ちょっと今から仕事やめてくる』の書き下ろしとして作りました。

僕自身、営業職として、外回りをしていた経験があります。
高卒で新卒入社の僕は、その環境しか知らず、
「社会とはこういうものだ」「働くとはこういう事だ」と思い込み
ただ無我夢中で働いていました。

働く事で、自分を知り、楽しい経験も数多く出来ました。
しかし、心はボロボロなのに、身体だけで出社している様な日もありました。

この映画を見て、リアルに思い出した事が沢山ありました。
その記憶が突き刺さった場所には、
あの頃、うまくコントロール出来なくなっていた「心」がありました。

自分の中には、「心」というもう一人の存在があり、
一心同体で、一人の人間として生きていると感じます。

体が心を無視すると、何も感じなくなり、どこかで歯車が狂い始めます。
心が体を無視しても、同じです。

「心」は、他人には見えないので、顔は元気そうにしても
実は、心は萎れ、今にも腐ってしまいそうな人だっています。

しかし、風も光も入らない場所に心を閉じ込めておけば、腐るのは自然の摂理で
誰かが気付いてあげなければ、心はそのまま朽ちてしまいます。

そんな心に、光や風を送るのも、守るのも、
自分しかいないと思うのです。

心が生き生きし始めると、様々なイメージが沸き、
閉じこもっていた時とは全然違う自分になれます。

「心と生きること」
それが、自分の人生を変えるという事を
この曲を通して、感じてもらえたら嬉しいです。

成島出 コメント


“働く人”は誰しも、充実した日々を実感できるときもあれば、行き詰ってしまうときもあります。そんな希望を持てなくなってしまったときにこそ、この映画が新たな一歩を踏み出すきっかけになって欲しい。これは我々が、映画『ちょっと今から仕事やめてくる』をつくる上で、常に心に留めていたことです。

もちろん映画のエンディングを飾る主題歌も、その想いを共有して頂ける方にお願いしたいと考えていました。ですので、コブクロさんに主題歌のオファーをしたのは自然の流れだったのかもしれません。小渕さんの会社員として働いていたときに感じた想いが込められた歌詞と、2人の歌声にとても感動しました。コブクロさんだからこそ歌える楽曲「心」は、映画と同じく、すべての“働く人”の背中を押してくれることでしょう。

福士蒼汰 コメント


映画を包み込んでくれるような優しい歌で、感動しました。
登場人物の心にそっと寄り添うように書かれた詩が
演じ手の僕の心にも届き、聴いていて心地よかったです。
「君は僕の心  生まれた時から共に生きてる」
2つの心は1つで生きてる。

この映画を観て、この音楽を聴くと絵と詩が重なり合うと思います。

工藤阿須加 コメント


初めてコブクロさんの「心」を聴いて、感動して涙が出ました。
ヤマモトと隆、それぞれの想いが歌詞に込められているような気がしました。
暗闇の中から抜け出せずに、小さな光を探しもがき苦しむ人々、
誰しもが心に持っていて、表には出せない感情が詰まっているメロディ。
映画を観てくれた人に、一歩を踏み出す勇気をくれる優しく強い楽曲だと思いました。

映画『ちょっと今から仕事やめてくる』は5月27日より全国東宝系にて公開

©2017『ちょっと今から仕事やめてくる』製作委員会

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