1999年に公開され、瞬く間にそのテーマや世界観、映像技術によって革命をもたらしたSFアクション映画『マトリックス』のリブート化にむけて、ワーナーブラザースがその企画開発の初期段階にあることが明らかになった。
ハリウッド・レポーター誌によれば、『アベンジャーズ』の原案も務めた脚本家のザック・ペンがトリートメントの執筆交渉中にあり、出演者には『クリード チャンプを継ぐ男』のマイケル・B・ジョーダンの名が挙がっているという。オリジナルの『マトリックス』シリーズ3部作の監督兼脚本を務めたウォシャウスキー姉妹がリブート版に関わるかどうかはいまのところ明らかになってはいない。
『マトリックス』はキアヌ・リーブス演じる主人公のトーマス・アンダーソン(ネオ)が、コンピュータによって作り出された仮装現実から覚醒し、"One(日本語訳は救世主)"の自我に目覚めてコンピュータの支配から人類を解き放とうとする物語。映画の根底に流れる哲学的な思想やバレットタイムを利用したワイヤーアクションやVFXなどの映像技術でまさに映画の世界に文字通り革命をもたらし、アカデミー賞4部門を受賞して約20年。この映画史に残る名作のリブート化がついに動き出した。
参考:http://www.hollywoodreporter.com/heat-vision/matrix-reboot-works-at-warner-bros-986292