映画『ラ・ラ・ランド』大ヒット公開記念イベントが15日、都内・TOHOシネマズスカラ座にて行われ、上白石萌音が出席。エマ・ストーンが歌う劇中歌「Audition(The Fools who Dream)」をストリングスの生演奏とともに披露した。
第89回アカデミー賞にて本年度最多6部門を受賞した本作は、オーディションに受からず落ち込んでいた女優志望のミアと、いつか自身の店を持ち、本格的なジャズを思う存分演奏したいと願うピアニスト・セバスチャンの恋愛模様を描くミュージカル映画。ヒロインのミアを『アメイジング・スパイダーマン』『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のエマ・ストーンが、セブ(セバスチャン)を『きみに読む物語』『ドライヴ』のライアン・ゴズリングがそれぞれ演じる。監督・脚本を『セッション』のデイミアン・チャゼルが務める。
ストリングスが奏でる音色に合わせて、持ち前の美声でオリジナルそのままに英語歌詞を歌い上げた上白石。「素敵な機会をいただきました。私自身もこの映画の大ファンで、こうして大ヒットを祝う場所に居られてすごく光栄に思います」と笑顔をのぞかせ、歌ってみて「夢のような感じで、映画の力ってすごいなと思います。映画館でストリングスとともに歌わせていただけて、後にも先にもない経験で...贅沢に浸らせていただきながら歌わせていただきました」とコメントし、大きな拍手を浴びていた。
今回披露したエマ・ストーンが歌う劇中歌「Audition(The Fools who Dream)」について、「すごく力強いメッセージが込められていて、表現者としての葛藤とか、あがいているさまが込められた歌詞。それが今までにないような美しいメロディになっていて、『なんて素敵な曲なんだろう』って。何回練習しても飽きないし、愛が強まっていく一方で、大好きな曲です」と明かした。
「とにかくミュージカルが大好き」という上白石は、本作について「すごく新しいのに、クラシカルな映画を彷彿させるような感じがすごくあって。夢を追う人に寄り添うように包んでくれる作品。コメントも寄せさせていただいたんですが、『夢も現実もこんなに美しいんだな』って教えてもらいました」と言及した。
また、本作のストーリーにちなみMCから「今後描いている“夢”はありますか?」との質問が。上白石は「ずっとアメリカに留学したいなって思っていて。カリフォルニア州にある大学とかも調べていた最中に『ラ・ラ・ランド』を観て...あんなに素敵な景色を見せられたら絶対に行こうと思いました。ブロードウェイ見たり、ショーを見たり、あと『ラ・ラ・ランド』の聖地巡礼したいです!」と満面の笑みをのぞかせていた。
最後に上白石は「大好きな映画の大ヒット舞台挨拶に立つことができて本当に嬉しいです。今からご覧になる皆様が羨ましいです。私の分まで楽しんでください!」とメッセージを贈り、イベントを締めくくった。
映画『ラ・ラ・ランド』はTOHOシネマズみゆき座ほか大ヒット公開中
【CREDIT】
監督・脚本:デイミアン・チャゼル
出演:ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン、J.K.シモンズ
配給:ギャガ/ポニーキャニオン
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