映画『美女と野獣』プレミアム吹替版上映会が12日、都内・イイノホールにて行われ、昆夏美、山崎育三郎、岩崎宏美、村井國夫、吉原光夫、藤井隆、小倉久寛、島田歌穂ら総勢8名の豪華キャストが登壇した。
イベントでは、プレミアム吹替版キャストによる「美女と野獣」歌唱メドレーが開幕。ベルと野獣を演じる昆&山崎ペアによる歌唱「美女と野獣」をはじめに、藤井&吉原ペアによるアンサンブル歌唱「強いぞガストン」、昆&村井ペアによる歌唱「時は永遠に」、山崎による歌唱「ひそかな夢」、岩崎&島田&小倉によるアンサンブル歌唱「ひとりぼっちの晩餐会」、ラストはキャスト全員で「美女と野獣」を披露し、会場は感動の渦に包まれた。
ミュージカルのような圧巻のステージを終え、それぞれに「緊張した」「ホッとした」と胸をなでおろす。山崎は、プレミアム吹替版初お披露目に「いかがでしたでしょうか?」と観客に問いかけ。会場から大きな拍手が贈られると、笑顔をのぞかせながら「ロンドンプレミアで昆さんと一緒に観させていただいた時、(現地では)ミュージカルを見ているような反応で、一曲終わるごとに拍手と歓声が起こっていた。キュはどうだったんだろう…」と反応を伺うと、さらに大きな拍手が上がっていた。
“ベルイエロー”のドレス姿で登場した昆は、村井が演じる父モーリスとのお気に入りのシーンを尋ねられ「初めに涙を流したシーンが、モーリスとのオルゴールを直すシーン。(部品など)何が必要なのかベルはわかっていて、お父さんが必要であろう物を差し出すところ。ずっと2人で一緒に生きてきたっていうのが一番伝わってくるシーンで…」と述懐。だが、ひとつ訂正があるようで村井が「(必要としているものと)違う物を最初渡してたよね」と言うと、昆は「え!?あ、でも…」と言い合い。そんな2人から親子のような仲が垣間見れると、会場からはほっこりとした笑いが起こっていた。
また、ベルと野獣のシーンでは「作品全体を通して好きなシーンがボールルームで微笑みながら踊るところ。一番大好きで、映画では細かいところまで描かれていた」とカメラワークや城の外観にまでこだわったシーンについて語る。山崎は「野獣が歌う『ひそかな夢』という曲。今回、アラン・メンケンさんが映画のために書き下ろした野獣のソロナンバーで。(聴いた時は)本当に衝撃で、こんなに美しいメロディがあるんだと。自分のことばかり考えてきた彼が、初めて人に寄り添って受け入れていく。このナンバーで野獣の心が大きく変化していくので、(ボールルーム後のシーンが)僕は一番大好きですね」と、野獣がベルに想いを馳せる印象的なシーンについて明かした。
ガストン役の吉原とのペアに、ル・フウを演じる藤井は「吉原さんと一緒に躍らせていただいた時、顔で『(次のステップは)右です』『左です』ってやってくださって、もう本当にかっこよかった!すごい素敵なガストンでした!」とハニカミ。続けて「くるっと回る時なんかは、思わず僕の右手が吉原さんの“へそ”の部分にいってしまって(笑)変な格好になってしまった。驚きのダンスでした」と振り返っていた。
映画『美女と野獣』は4月21日(金)より全国公開
【CREDIT】
監督:ビル・コンドン
出演:エマ・ワトソン、ダン・スティーヴンス、ルーク・エヴァンス
原題:Beauty and the Beast
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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