芥川賞作家・藤沢周の「武曲」を、第36回モスクワ国際映画祭最優秀作品賞を受賞した『私の男』の熊切和嘉監督が映画化した、綾野剛×村上虹郎共演の映画『武曲 MUKOKU』が6月3日(土)に全国公開される。この度、本ビジュアルと場面写真が解禁となった。
本作は、古都・鎌倉を舞台に、“師匠と弟子”2人の男の愛と再生を描き出す。母は亡く「殺人剣の使い手」と称されていた父(現・植物人間状態)を持つも、アルコール漬けで自堕落な日々を送る剣道五段の矢田部研吾を綾野剛が、彼の前に現れるラップの作詞に夢中な天衣無縫の高校生・ 羽田融を村上虹郎がそれぞれ演じるほか、綾野扮する矢田部研吾の恋人・カズノ役に前田敦子、研吾とカズノが通う小料理屋の女将・大野三津子役に風吹ジュン、「殺人刀の使い手」研吾の父・矢田部将造役に小林薫、研吾の師である剣道範士八段の僧侶・光邑雪峯役で柄本明が出演する。監督を『私の男』の熊切和嘉が務め、脚本を『そこのみにて光輝く』の高田亮が担当する。
本日4月13日は、慶長17年旧暦4月13日、船島(巌流島)で宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘が行われたことに由来した<決闘の日>。本ビジュアルは、生きる気力を失いどん底の日々を送る主人公・研吾(綾野)と、ラップのリリック作りに夢中だが死に魅せられた高校生の融(村上虹郎)という、全く異なる境遇をもつ2人の男を大きくクローズアップしたものに。
研吾の視線はどこかうつろでありながら射貫くような鋭さを持ち、漆黒の剣を肩に、イヤホンで音楽を聴く融の見るからに血気盛んな強い眼差しという対照的な2人の姿を切り取った。本作を観た武田双雲氏が躍動感溢れる題字を手掛けており、2人が鋭い線で断ち斬られ、臨むことになる対決をより一層ダイナミックで期待感を煽るポスターになった。
また、本作の全国共通特別鑑賞券(税込1,400円)が4月22日(土)より発売となることが決定。劇場窓口購入者限定で、本ビジュアルのクリアファイルが数量限定でプレゼントされる。
映画『武曲 MUKOKU』は6月3日より全国公開
【CREDIT】
原作:藤沢周「武曲」(文藝春秋刊)
監督:熊切和嘉 脚本:高田亮
出演:綾野剛 村上虹郎 前田敦子 風吹ジュン 小林薫 柄本明ほか
公式サイト:mukoku.com
(C)「武曲 MUKOKU」製作委員会