『美女と野獣』ライブ・オーケストラが29日、都内・東京国際フォーラムにて行われ、に昆夏美と山崎育三郎がサプライズで登場。オーケストラの演奏をバックに劇中歌を披露し、5000人の観客を魅了した。
スクリーンに映し出される映画の映像に合わせて劇中の音楽を生演奏する新しい映画上映形式「ライブ・オーケストラ」。今回、美しい映像とエモーショナルな音楽で世界中の人々を魅了する『美女と野獣』を、指揮ニコラス・バック、オーケストラ東京フィルハーモニー交響楽団による生演奏で鑑賞することができる「『美女と野獣』ライブ・オーケストラ」が開催。日本が世界初演の地となり、また、劇場公開中の映画作品での開催は世界初。今回の上映には、ベルをイメージした黄色いファッションに身を包んだ気合たっぷりの観客も多く見られた。総勢5000人が来場し、大迫力の映画体験を堪能した。
本編上映後、5000人の拍手が鳴りやまない中、『美女と野獣』プレミアム吹替版でベル役、野獣役をそれぞれ担当する昆夏美と山崎育三郎がサプライズで登場。スペシャルアンコールのパフォーマンスとして、ベルと野獣が互いへの想いに気づき始める「愛の芽生え」をオーケストラをバックに歌唱披露すると、会場からは大歓声が上がった。さらに、実写版『美女と野獣』のためにディズニー音楽の巨匠アラン・メンケンが書き下ろした新曲「ひそかな夢」を山崎が披露。ベルと心を通わせた野獣が、初めて誰かのためを思い行動する切ない心情を歌い上げると、涙を流す観客の姿も。
日本でも大ヒットスタートを切った『美女と野獣』について山崎は「社会現象になったあの『アナと雪の女王』を超える大ヒットスタートをきり、実写版『美女と野獣』を見た方々から「凄いね!おめでとう!」の言葉を沢山いただきました」とコメント。今回の「ライブ・オーケストラ」について、昆は「会場のみなさんのパワーに吸い込まれそうになりました。5000人の方々の前に立たせていただき、それもオーケストラのみなさんの演奏で歌わせていただけるなんてとても光栄ですし、胸がいっぱいで泣いてしまいそうでした!」と、熱く語った。
最後は、あの不朽の名曲『美女と野獣』の日本版デュエットソングを昆、山崎が美しい歌声で披露。ベル風の黄色いドレスに身を包んだ昆と、王子風の青い衣装の山崎が向き合い圧巻の歌声を披露すると、まるで映画の世界が飛び出してきたのような美しい光景に会場中からスタンディングオベーションが巻き起こった。映画をオーケストラによる生演奏で体感するだけではなく、美しい歌声で会場中を感動の渦に包んだディズニー『美女と野獣』ライブ・オーケストラスペシャルアンコールイベントは、5000人の拍手喝采の中、華々しく幕を閉じた。
映画『美女と野獣』は大ヒット公開中