『TAP -THE LAST SHOW-』水谷豊、初監督作に自信「ワンカットワンカット全て自分のイメージを超えた」

映画『TAP -THE LAST SHOW-』プレミアムイベントが14日、都内・表参道ヒルズにて行われ、監督・主演の水谷豊をはじめ、北乃きい、六平直政、前田美波里、岸部一徳が登壇した。

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本物のショウビジネスを描きたいと、水谷豊が40年間温め続け一つの物語に紡ぎだした本作。足音で奏でる極上のエンターテインメント“タップダンス”の世界の光と影を描く。主人公・渡真二郎を水谷自身が演じ、共演に北乃きい、六平直政、前田美波里、岸部一徳らが名を連ねる。

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イベントは、映画に出演している清水夏生、西川大貴、HAMACHI、太田彩乃、佐藤瑞季、さな、NON、nana、KENICHIらによるタップパフォーマンスで幕開け。この日、“監督”として初めて映画イベントに出席した水谷は「“監督”という役をやっているかのようです」とハニカミ。構想40年の月日を経て実現した本作について、今の率直な心境を聞かれると「途中で諦めたんです。『日本ではこのような映画はできないんだろうな』と。でもどこかで思い続けていた自分がいて、手に届かないような夢だったんですが、ついに届いたなと思っています」と明かした。

また、初めて監督という立場に立ってみて「思うままにやるしかないなと。素晴らしかったのは、僕のイメージをスタッフ・キャストの皆さんにお話しして撮影に臨んだんですが、ワンカットワンカット全て自分のイメージを超えていくんですね」とキャスト陣を絶賛。本作の舞台となったタップダンスの世界については「タップっていうのは全ての曲に対応できる。僕は若い頃にロサンゼルスの劇場で見たダンスに涙が溢れたことがある。別世界に連れて行ってもらえたような経験をしたんです」と語り、「自分が思い描いているタップで、ショウで、観ている人をそういう世界に連れて行けたらと思います」と期待を込めた。

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北乃は「水谷さんが言ったように、タップを間近で見ていると本当に涙が出てくるんです。そういった感情は自分の中で初めてで。台本を知っているスタッフさんたちから、ワンカットワンカット涙を流しながら拍手が起こるんです!贅沢な撮影現場でした!」と現場の雰囲気を明かす。前田は「日本で、まさかタップを中心とする音楽劇を映画にするとは。初めてですよね。タップというのは、踊っている方ももちろん、観ていらっしゃる方も興奮するんですね。ぜひ映画館に足を運んでいただいて、帰るときには軽やかに自分の足で踊っていることだろうと信じています」とアピールしていた。

最後に「今まで実現しなくてよかったなと思うところがある」と言う水谷は、「この年齢になったからこそダンサー、キャスト、スタッフの皆さんに会うことができた。あともう一つ。ずっと40代までタップダンスを踊るつもりでいました。もし踊っていたら、こんな素晴らしいショウにはならなかっただろうなと思います」とメッセージを残した。

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映画『TAP -THE LAST SHOW-』は6月17日より全国公開

公式サイト:http://www.tap-movie.jp/

©2017 TAP Film Partners

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