弱冠19歳の気鋭監督・松本花奈が新作短編『過ぎて行け、延滞10代』を制作することが明らかになった。
松本は、18歳の頃に自身が監督した映画『脱脱脱脱17』でゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016にて審査員特別賞と観客賞を受賞している新進気鋭の映画監督。今作では、大人になることに恐怖を抱く男女2人が、高校生活最後の年に大切なものを見い出していく青春映画。将来に焦りを感じながらも何となく生きていた主人公・夏子を『time』『空の味』の堀春菜が、夏子と一緒に東京へ飛び出す同級生・将也を『帝一の國』『あゝ、荒野』に出演する井之脇海がそれぞれ演じる。また、吉祥寺を拠点に活動するロックバンドのザ・ラヂオカセッツが、本作のために主題歌を書きおろすことが決定している。撮影に向けてエキストラ募集(https://cinepu.com/membo/d15761/)やTwitter公式アカウント(@entaiteen)も始動した。
堀春菜(白石夏子役)コメント
松本花奈監督の作品を初めて観たのは、横濱インディペンデント・フィルム・フェスティバル2016での『僕もあの子も』でした。女の子の説得力と勢いであっという間に松本監督の世界に惹きこまれて、他の作品も観てみたいと思っていたところ、今回、松本組に参加できることになり、とても嬉しいです。松本監督の勢いに置いていかれないように、いつもより少し小走りで(!)頑張りたいと思います。よろしくお願い致します。
井之脇海(岡崎将也役)コメント
脚本を初めて読んだ時、とても「青い」と感じました。決して、未熟だという意味ではありません。 この作品で、過ぎていく時間や情景、人物の空気感や疾走感など、全てが鮮やかな「青」でした。夏子と将也、必死に生きる2つの炎は、高温になると青くなる。そんな青さを大切に表現したいと思います。同世代の松本監督と堀春菜さんと共に、20歳前後のチームだからこそ撮れる、勢いのある作品になるよう、全力を尽くします。
山下秀樹(ザ・ラヂオカセッツ Vo.Gu)コメント
大崎章監督と作ったショームービーMV『HOME AND HOME』制作の際に、松本花奈監督と出会いました。『青春』愛おしい時間。恥ずかしくて切なくて、持ちきれないほどの感情も剥き出しにして突っ走った時間。歌って再び青春に携われることを、すこぶる嬉しく思います。
映画『過ぎて行け、延滞10代』は鋭意制作中
【CREDIT】
監督:松本花奈
出演:堀春菜 井之脇海
音楽:ザ・ラヂオカセッツ
プロデューサー:雨無麻友子
(C)映画「過ぎて行け、延滞10代」製作委員会