『忍びの国』石原さとみ、大野智との初共演に「努力してるのを見せない方」「安心していられる」

映画『忍びの国』ジャパンプレミアが31日、都内・TOKYO DOME CITY HALLにて行われ、主演の大野智をはじめ、石原さとみ、伊勢谷友介、鈴木亮平、立川談春、知念侑李、マキタスポーツ、満島真之介、監督の中村義洋が登壇した。

忍びの国

本作は「天正伊賀の乱」を題材に、織田信長の次男・信雄率いる織田軍と伊賀忍び軍団の壮絶な大合戦を描く。普段は金の亡者で“無類の怠け者”だが、史上最強の忍び・無門(むもん)を時代劇映画初主演となる大野智が演じる。無門の妻・お国役に石原さとみ、伊賀・下山家の嫡男で忍びに失望心を抱く下山平兵衛役に鈴木亮平、伊賀を治める十二家評定集の一人・百地三太夫役に時代劇映画初出演の立川談春、伊賀の国に攻め込む織田信長の次男・織田信雄を知念侑李が演じるほか、マキタスポーツ、平祐奈、國村隼、伊勢谷友介、でんでん、満島真之介、きたろうが共演。監督を『殿、利息でござる!』の中村義洋が務める。

忍びの国

イベントは、キャスト陣のシルエットが揃って幕裏に姿を現す中、幕が上がると大野の姿だけ忍者さながら切り株が。するとステージ中央からド派手にポップアップして大野が登場すると、会場が割れんばかりの大歓声に包まれた。

大野は「(『映画 怪物くん』以来)中村監督と約6年ぶりにご一緒させていただきました!撮影中は懐かしい感じがして、そして豪華なキャスト陣とともに2ヶ月半過ごさせていただきました。非常に楽しかったです!」と挨拶。続けて「侍VS忍者の戦い、アクションシーンも今までに観たことがないようなものに仕上がっています!真夏の撮影で汗だくになりながらやらせていただきました。撮影中にスタッフさんからかき氷の差し入れがあって、僕はマンゴー味に練乳をかけて...2杯いただきました!非常に美味しかったです!それが一番の思い出です!」と茶目っ気たっぷりに撮影を振り返った。

そんな大野と共演した知念は「(イベントの)オープニングの大野くん、めちゃめちゃかっこよかったですね!相変わらず僕は(大野に)惚れてますね!」と観客を沸かせると、大野は「自分の話をしなさいよ!」と照れながら喝を入れた。「自分の話します」と仕切り直す知念は、オファーを受けた際「僕の運動神経を買われて、忍者やらせていただけるんだ!と思って台本を読んだら、まさかの一番動かない殿様の役で...(笑)初めはびっくりしましたが、織田信雄は成長のあるキャラクターで。本当に魅力的な役をやらせていただけたなと思います」と自身の役について語った。

忍びの国

一方、「女性から見た本作はどんな印象ですか?」と聞かれた石原は、「すごく観やすかったです!」と明かし、「殺陣って男臭いイメージなんですが、こんなにポップに描いているアクション映画ってなかなか観たことがないなと思います」と語る。さらに、アクションにいろんなバリエーションがあると言い「大野さんは、普段ダンスもされていることもあって、とんでもない動きをするんです!すごいしなやかで、普通の無門はグデーッとしてるのに、戦う時はすごい飛ぶんです!」と絶賛。

大野とは初共演だが、「大野さんて『すごいね!』って言わせてくれないすごい人なんです!努力をしてるのを見せない方。あたかも出来ることが当たり前のような感じで現場にいらっしゃって、飄々(ひょうひょう)として常に変わらずフラットな状態でした。なので安心していられて、余裕を持つことができましたね」と笑顔をのぞかせていた。

忍びの国

また、満島が「みなさん!“グッモニスタ”」と挨拶すると、大野も「“グッモニスタ”」とハニカミ。それを受けた満島は「嬉しすぎるよ!!」とはしゃぎ、「もう何にもしゃべることはありません!」と観客を笑わせていた。そんな満島を横に、鈴木が「あの満島真之介が(夏の暑さに)終始無言でした。汗をバーッと映画の中でもかいているんですが、全部(演出を)足してないんですよ!」と明かすと、満島は「マジ汗です!途中から本当にやばかった」と過酷な撮影だったことを話した。

最後に大野は「盛りだくさんの映画になっています。観ればわかります!もし、しっくりこなくても、親愛なる友達に『よかったから観ろ!』と。そうやってみんなで助け合っていきましょうよ(笑)宜しくお願いします!」とアピールし、イベントを締めくくった。

映画『忍びの国』は7月1日(土)より全国東宝系にて公開

【CREDIT】
主演:大野智 監督:中村義洋
原作・脚本:和田竜『忍びの国』(新潮文庫刊)
映画『忍びの国』公式サイト:http://www.shinobinokuni.jp/
製作:映画『忍びの国』製作委員会

©2017 映画『忍びの国』製作委員会 ©2008 和田竜/新潮社

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