リーアム・ニーソン、初挑戦のモーションキャプチャーに苦戦『怪物はささやく』メイキング映像

スペインのアカデミー賞として名高いゴヤ賞にて、本年度最多9部門受賞の話題作が『怪物はささやく』の邦題で6月9日(金)より日本公開される。この度、本作のメイキング映像が到着した。

怪物はささやく

原作は、英国史上初の快挙となるカーネギー賞とケイト・グリーナウェイ賞のW受賞を果たし、世界でベストセラーを記録したパトリック・ネスによる同名小説。『パンズ・ラビリンス』のプロデューサーが、『ジュラシック・ワールド』続編を手がけるJ.A.バヨナ監督とタッグを組み、妖しくも美しいダークファンタジーを完成させた。主人公の少年には『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』で脚光を浴びた新星ルイス・マクドゥーガル、母役に『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のフェリシティ・ジョーンズ、祖母役に「エイリアン」シリーズのシガニー・ウィーバー、怪物の声をリーアム・ニーソンが演じ、モーションキャプチャーにも挑戦した。

怪物はささやく

本作の影の主役ともいえる“イチイの木の怪物”。メイキング映像には、リアルな木の質感を持つその怪物の驚くべき製造過程が明かされている。怪物の体は、胸から上、両腕のひじから下、右足とパーツごとに用意し、アニマトロニクスとして動くように制作された。スタッフも本物か偽物かの区別がつかなくなるほどリアルな木の質感をもったアニマトロニクスが完成した後に、CGで全長12メートルの怪物の全身を作り出した。

怪物はささやく

そうしてビジュアルが完成された怪物を演じたリーアム・ニーソンは「モーションキャプチャーを2週間使ったが、あれは難しい。多くのカメラと機械が私の骨組みを抜き出し、それが怪物の見た目に組み込まれる。だから私が最高の動きをしないとみんなが困ってしまうんだ」と苦労したことを明かしている。 映像には、怪物の手のアニマトロニクスに捕まれるコナー役のルイスの姿や、リーアムがコナーに見立てた人形を手に演技をする様子も収められている。

映画『怪物はささやく』は6月9日(金)より全国公開

【CREDIT】
監督:J.A.バヨナ
原作・脚本:パトリック・ネス『怪物はささやく』(あすなろ書房刊)
出演:ルイス・マクドゥーガル、フェリシティ・ジョーンズ、シガニー・ウィーバー、リーアム・ニーソン(as 怪物)

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