池井戸潤原作『空飛ぶタイヤ』新たに高橋一生の出演発表、長瀬智也と16年ぶり3度目の共演【動画コメントあり】

累計120万部突破の池井戸潤によるベストセラー同名小説を、TOKIOの長瀬智也主演で映画化する『空飛ぶタイヤ』が2018年に公開される。この度、第3弾として高橋一生の出演が発表された。

空飛ぶタイヤ

「下町ロケット」「半沢直樹」などの著者で知られる池井戸潤の同名小説を映画化した本作物語は、トラックの脱輪事故により1人の主婦が亡くなったことから始まる。事故を起こした運送会社社長・赤松徳郎は、トラックの構造そのものに欠陥があるのではないかと気づき、製造元のホープ自動車へ再調査を要求。そこには大企業のリコール隠しが存在した。赤松は親から引き継いだ会社や社員、家族を守るため、何よりも自らの正義のため、巨大な企業に戦いを挑む。

巨大企業と戦う運送会社の社長・赤松徳郎を『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』の長瀬智也が演じ、ホープ自動車のカスタマー戦略課課長・沢田悠太役でディーン・フジオカが共演する。監督を『超高速!参勤交代』シリーズの本木克英が務める。

高橋が演じるのは、大手ホープ銀行の本店営業本部で、グループ会社であるホープ自動車を担当している井崎一亮。ホープ自動車の経営計画に疑問を感じ、自らも調査を開始する。グループ会社内のいざこざに巻き込まれるも、冷静沈着に本質を見失わず、心に熱い正義を持っている男という役どころ。長瀬扮する赤松、ディーン演じる沢田と直接対決することはないが、物語の大きな軸の一つとなっている存在だ。

高橋は今回が本木組初参戦となり、長瀬とは「池袋ウエストゲートパーク」(00/TBS)「ハンドク!!!」(01/TBS)に続き3度目の共演。ディーンとは初共演だが、ドラマ「鉄の骨」(10/NHK)「民王」(15/EX)に続き、3度目の池井戸潤原作作品への出演となる。

高橋一生 特別インタビュー


──オファーを受け、脚本を読んだ時のお気持ちは?

池井戸さんの初映画化作品、しかも社会派人間ドラマということで純粋に嬉しかったです。脚本を読んだ時に、あれだけ長い原作なのにシェイプされ、かつ原作に忠実で、非常に映画的なつくりも踏襲されているのではないかと思いました。

──池井戸作品への出演は3作品目ですが、意気込みは?

勝手にご縁を感じてしまっています。池井戸さんの描く社会的な要素や人間の本質だったりするものが、社会を通して浮き彫りになっていく作品が多いので、出演させていただくことは役者冥利につきます。

──現場の雰囲気、また本木組は初参加ですかいかがでしょうか?

しっかりとお芝居を観てくださっています。監督だけではなく、スタッフ皆さまが役者に合わせて動いてくださるので、恵まれた環境だなというのが第一印象です。監督には安心して委ねられるので、今まで通り役と向き合って、今まで通り作品と向き合う、素敵な環境を用意してもらってます。

──井崎という男はどういう役柄でしょう?演じてみてどうでしたか?

秘めたる熱量がとても強い男だと思います。外向きはそこまで見えないですが、本質は熱い信念を持っているので、そのあたりをしっかりと演じ切れたんじゃないかなぁ…という過大評価はできないですが(笑)。でも監督がOKと言ってくださったのでそれを信じます!

──公開に向けて皆さまに一言お願いします。

社会派というと定義づけられてしまうかもしれませんが、色々な人間が描かれていて、余すことなくそれぞれの人の魅力が描かれています。しっかりとした人間ドラマになっていますので、是非来年の公開を楽しみにしてくださったら嬉しいです。

本木克英監督 コメント


作らない演技によって強烈なリアリティーを打ち出す、独自の境地を得た俳優だと思います。低音の美声と、不意に見せる笑顔に世の女性たちが魅了されている理由がよくわかりました。

矢島孝プロデューサー コメント


沈着冷静に物事を判断しようとする眼力の強さと佇まいで、登場しただけで鮮烈な印象を残せると思い、オファーさせていただきました。

映画『空飛ぶタイヤ』は2018年全国公開

【CREDIT】
原作:池井戸潤「空飛ぶタイヤ」(講談社文庫、実業之日本社刊)
主演:長瀬智也
監督:本木克英
配給:松竹
公式サイト:soratobu-movie.jp

(C)2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会

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