クリストファー・ノーラン新作『ダンケルク』上映時間は“緊迫”の約110分、陸海空の物語が同時進行する緻密な脚本を映像化

ダークナイト』『インセプション』『インターステラー』のクリストファー・ノーランが初めて実話の映画化に挑んだ新作『ダンケルク』が9月9日(土)より全国公開される。

描かれるのは、相手を打ち負かす「戦い」ではなく、生き残りをかけた「撤退」の物語。容赦なく敵勢が迫るなか、陸海空の3視点で描かれるストーリーが同時に進行する。時間描写において他と一線を画すノーラン監督ならではの緊迫のタイム・サスペンスが、IMAXカメラによる迫力の映像で描かれる。

ダンケルク

ノーランが初めて挑む実話『ダンケルク』の上映時間は約110分間。長尺で知られるノーラン作品では2時間越えが常識。ノーラン史上最大のヒット作『ダークナイト』の上映時間は2時間45分。前作『インターステラー』は2時間49分の上映時間にもかかわらず、全世界の興収は6億ドル(約750億円)を記録している。新作『ダンケルク』の上映時間は、前作より約60分も短いのだ。

ダンケルク

予告編でも紹介されている、爆撃時に警報音を発することで“悪魔のサイレント”と呼ばれて恐れられたドイツ軍の爆撃機が迫る。場面写真が示唆するとおり、いつ始まるか分からない敵軍の猛攻撃に怯える若き兵士のまなざしが切実だ。砂浜に追いつめられた兵士たちを救うために、最新戦闘機スピットファイアが飛び立ち、海では700隻を超える民間船までもが救出へと向かう。

ダンケルク

このスリリングでサスペンスフルな描写を、陸海空が同時進行するノーラン自身の緻密な脚本によって映画化。『メメント』『インセプション』『インターステラー』など、時間描写で他の追随を許さないノーランが、かつてないタイム・サスペンスを完成させた。また、IMAX65ミリ・カメラとラージ・フォーマット65ミリ・カメラによる撮影によって、観客は1人の兵士となって、まるで1940年のダンケルクの浜辺にいるかのような体験をすることになる。

映画『ダンケルク』は9月9日(土)より全国公開

【CREDIT】
監督・脚本・制作:クリストファー・ノーラン
出演:トム・ハーディ、マーク・ライランス、ケネス・ブラナー、キリアン・マーフィー、ハリー・スタイルズ
公式サイト:http://dunkirk.jp

©2016 Warner Bros. All Rights Reserved.

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で