俳優の小栗旬が6日、都内・TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われた映画『君の膵臓をたべたい』完成披露舞台挨拶に浜辺美波、北村匠海(DISH//)、北川景子、監督の月川翔とともに出席した。
住野よるの同名ベストセラー小説を映画化した本作は、重い膵臓の病を抱えた女子高生・山内桜良と、彼女の病気を唯一知ることになるクラスメイト“僕”を中心に描かれる青春物語。教師となった“僕”が学生時代を回想する2つの時間軸が交差する≪現在≫と≪過去≫それぞれの視点で物語が紡がれていく。山内桜良を浜辺美波、学生時代の“僕”を北村匠海が演じるほか、現在の“僕”を小栗旬、桜良の親友・恭子の現在の姿を北川景子がそれぞれ扮する。 監督を『黒崎くんの言いなりになんてならない』『君と100回目の恋』などを手掛ける月川翔が務める。
浜辺と北村を主軸に紡ぎたす切ない物語に、完成した作品を観た小栗は「素晴らしかったです。純粋さというものが伝わってくる作品で、本当に心が洗われる感じでしたね。(浜辺と北村2人が)初々しさを出してくれていますし、浜辺さんの笑顔『この笑顔がなくならないでほしい』と思いながら観ていました」と絶賛。
また、本作のオファーがくる前から原作を知っていたようで、「『ミュージアム』を撮っている時期に、(劇中で)監禁されるシーンがあるんですが、僕も実際に(役作りのため)一時期監禁されまして。できることが本を読むことくらいしかなかったので、その時に『タイトルはすごいけど、この華やかなジャケットの小説を買って読んでみよう』と思って買ってみました。監禁されているのに、ひたすら泣いてしまった。そのあとオファーがきて、僕が高校生役をやるのかなと驚いたんですが、映画オリジナルの役をやるということで、『邪魔にならなければいいな』と思いながら参加しました」と明かした。
同じ“僕”を演じる北村が右利きということもあり、教師役として「黒板に文字を書くことに苦戦した」と撮影を振り返る小栗。自身が左利きということもあって「右手で字を書く作業が去年一番大変でしたね(笑)一ヶ月間くらいずっと右手で書く練習をしてましたね」とコメントした。
イベントでは、本作の物語にちなみ、12年前のキャスト陣の貴重な写真が公開された。中でも小栗は、2005年に放送されたドラマ「花より団子」(TBS)で演じた花沢類の写真を公開。当時は「小栗旬スウィート期です!」とハニカミ、会場を沸かせていた。
映画『君の膵臓をたべたい』は7月28日(金)より全国東宝系にて公開
【CREDIT】
原作:住野よる『君の膵臓をたべたい』(双葉社刊)
監督:月川翔
出演:浜辺美波 北村匠海/北川景子 小栗旬
企画・製作:東宝 映画公式サイト:http://kimisui.jp/
©2017「君の膵臓をたべたい」製作委員会 ©住野よる/双葉社