映画『ハローグッバイ』のトークイベントが19日、都内・渋谷ユーロスペースにて行われ、本作に出演している小笠原海（超特急）と監督の菊地健雄が登壇した。
割れんばかりの拍手に迎えられ、登場した小笠原と菊池監督。女性ばかりの会場を見て菊池監督が「若い女性ばかりなので緊張しています」とこぼすと、小笠原も「緊張していますが男二人で楽しみたいです」と照れ笑いを見せた。
完成した本作を見た小笠原は「脚本を見たときの想像が違い、より瑞々しくあまずっぱい感じがしました。あと、主演2人の目が印象的でした」と感想を語った。小笠原が演じた、主人公・はづきの元カレ・尊役について監督が「ある種ひどい役柄だったけど、小笠原さんならイヤな奴というより等身大の天真爛漫さを残して演じてくれると思った」と話すと「演技ときちんと向き合うのが初めてだったのでどうすればいいのかわからなかったし、すごく緊張しました。今も緊張しています（笑）」と素直な気持ちを打ち明けた。
撮影現場の様子について小笠原は「撮影に入る前、監督から『現場を積極的に引っ張って！』と言われたから、よし引っ張るぞ！という気持ちで行ったのですが、現場に入ったら女子ばかりですごいいじられまくってしまって（笑）でも、すごく楽しかったです」と振り返った。
また自身の高校時代について聞かれると「男子がクラスに7人くらいしかいなくて、まさに撮影の時と同じような状況で女子ばっかりだったんですが、割とクラスの中心にいるような感じではづきに近い感じでした。ちなみに映画の中で、『バスケしかねぇ！』ってアドリブ言ってるんですが、僕サッカーやってました（笑）」と笑いを誘った。
最後に、菊池監督が「この作品は、小笠原さんをはじめ、若いキャストに助けてもらい完成しました。多くの人に見ていただき、色々な見方のできる作品になったと思います。ぜひ、なんども見て、何か心に残るものがあったらみなさんの声を届けて欲しい」と話し、続けて小笠原が「約1年前、わずか8日間という短い期間に一心を注いで撮影した作品です。より沢山の人に観ていただき、ふと友達に連絡してみたくなったり、何かのきっかけになる作品になればいいと思っています」とメッセージを送った。
第29回東京国際映画祭・日本映画スプラッシュ部門に正式出品され、「繊細な少女の心を映し出した傑作」と観客たちから高い評価を得た本作。SNSや高校という空間で居場所を求め、大人と子供の狭間にいる女子高生たちの日常と心理を儚くリアルに映し出す。共演に渡辺シュンスケ、渡辺真起子、小笠原海（超特急）、岡本夏美、もたいまさこらが名を連ねる。
映画『ハローグッバイ』は7月15日（土）より渋谷ユーロスペースにてレイトショー公開
【CREDIT】
出演：萩原みのり 久保田紗友 渡辺シュンスケ 渡辺真起子 小笠原海（超特急） 岡本夏美 松永ミチル 望月瑠菜 桐生コウジ 池田良 川瀬陽太 ／ 木野花 ／ もたいまさこ
監督：菊地健雄
製作・提供：Sony Music Artists Inc. 配給：アンプラグド
公式サイト：hello-goodbye.jp
©2016 Sony Music Artists Inc.
