デンマーク・アカデミー賞2017で作品賞を含む、最多6部門を受賞した映画『きっと、いい日が待っている』が8月5日(土)より公開される。この度、先立って本作を鑑賞した各界の著名人からコメントが到着した。
1967年コペンハーゲンの男児向け養護施設で起こった実話を基に描く本作は、幼い兄弟がしつけという名の体罰やイジメにあいながらも、希望を捨てず施設から逃亡を図るさまを追っていく。養育施設での子供に対する強制暴力・薬物投与問題の調査が行われたのは21世紀に入ってからで、本作は2000年代半ばに公表された報告書を基に作られている。
幼い兄弟を演じたアルバト・ルズベク・リンハートとハーラル・カイサー・ヘアマンは、共に映画初出演。そんな2人を支えるように、教師役を「THE KILLING/キリング」で主役を務めたソフィー・ グローベル、厳格な校長役を「SHERLOCK」のラース・ミケルセンが演じる。監督を『ダンサー・ イン・ザ・ダーク』のラース・フォン・トリアー率いる製作会社「ツェントローパ」の次世代を担う俊英、イェスパ・W・ネルスンが務める。
坂上忍(俳優)コメント
生まれる国を、家を、親を選べない子供達
でも、彼らは負けない
愛する心を失った大人達になんか、負けるはずがないんだ!
子供達の声を聴きましょう
子供達を抱き締めましょう
子供達を、愛しましょう
そしたら、きっと、必ず、いい日が来るから…
子供達を見守りましょう
子供達を見習いましょう
子供達を、愛しましょう
そしたら、きっと、必ず、いい日が来るから…
萬田久子(女優)コメント
やるせない腹立たしさを、小さな巨人たちは
小気味良いパンチで次々にやっつけてくれた。不思議な爽快感!!
奴等は可愛い子供達の笑顔を見たいと思わないのだろうか!?
夢をもつことで無限に広がるFantasyを教えられた。
石原良純(俳優・気象予報士)コメント
夜空に輝く月が、二人の兄弟に暴力に立ち向かう勇気を与えた。
どんな境遇にあろうとも、顔を上げて空を見上げよう。
その先には、きっと何かがある。
鳥越俊太郎(ジャーナリスト)コメント
福祉の先進国と思われているデンマークの少年教育施設で起きた実話だ。
目をそむけたくなる程の虐待の中で希望と勇気を持ってひたむきに生きる13歳と10歳の兄弟。
涙せずにはいられない感動の終幕が待っている。
綾戸智恵さん(ジャズシンガー)コメント
あんだけ虐待して何の得あんの?
いや今回の注目はココやなく、現実型の兄と夢男な弟の足跡や。
2人の共通点は母の死でよけい強くなる相互愛。
最後の行動は逃避や怒りでなく兄は弟を、弟は兄を。互いの愛。
だからいい日まで行き着いた!
吉田兄弟 兄・良一郎さん(津軽三味線奏者)コメント
2人だからここまでこれた。
兄弟だから続けてこれた。
僕たちも!!
家族、兄弟の絆が奇跡を生み、勇気をあたえてくれる!!
信じたい。
吉田兄弟 弟・健一さん(津軽三味線奏者)コメント
過酷な環境の中、希望を捨てなかった二人の兄弟。
悲しみのどん底で、彼らが選んだ最後の手段。
作品を観終わった時、何か背中を押されたような、
そんな気持ちになりました。
米村でんじろう(サイエンスプロデューサー)コメント
アポロの月面着陸をテレビ中継で私も見ていました。
同じ瞬間を過ごした世界の裏では
このような歴史があることは衝撃でしたが、
小さな兄弟の勇気ある行動に、
施設のまわりの友達が立ち上がったように、
この映画を見て一歩を踏み出せる人もいることでしょう。
前田航基(俳優)コメント
大人になるにつれて殻に篭っていく。
この兄弟は何も恐れず周りの環境に正面から苦しみ悩み、
それでも決して揺らぐことなく希望を持ち続ける。
そんな単純だけどいつの間にか
置いて来てしまったことに気づかされる映画だった。
映画『きっと、いい日が待っている』は8月5日(土)よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国公開
【CREDIT】
監督:イェスパ・W・ネルスン
出演:ラース・ミケルセン ソフィー・グローベル ハーラル・カイサー・ヘアマン アルバト・ルズベク・リンハート
配給:彩プロ
宣伝:ブラウニー
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