『未来世紀ブラジル』『12モンキーズ』の奇才テリー・ギリアム監督が、最新作『ゼロの未来』のPRのため、来日することが決定した。3月25日から記者会見などプロモーション活動を行う予定で、故ヒース・レジャーの遺作となった2010年『Dr.パルナサスの鏡』以来、5年2カ月ぶりの来日となる。『ゼロの未来』は、コンピューターに支配された世界を舞台に、人が生きる意味と愛にせまる近未来ヒューマンドラマ。
ギリアム監督は、初めて日本・秋葉原を訪れた際にカルチャーショックを受け、今作はその時に感じたインスピレーションが反映されていると明かしている。現在74歳のギリアム監督は、「私の最新作『ゼロの未来』が、もうすぐ日本でも公開されます。また日本のみなさんにお会いできるのを楽しみにしています。応援よろしくお願いいたします」とコメントを寄せた。
昨年は約30年ぶりに再結集した英コメディ集団「モンティ・パイソン」の公演に出演し、現在は何度も頓挫した悲願の企画『ドン・キホーテを殺した男』のプリプロダクションを進めるなど、精力的に活動を続けるギリアム監督。
『イングロリアス・バスターズ』『ジャンゴ 繋がれざる者』で2度のアカデミー賞助演男優賞に輝いたクリストフ・ヴァルツを主演に迎え、抑圧された世界に生きる孤独な男が変化していく様子を力強く描き出す。相手役には『海の上のピアニスト』の仏女優メラニー・ティエリー。そして、『ハリー・ポッター』シリーズのデビッド・シューリス、『グランド・ブダペスト・ホテル』のルーカス・ヘッジズらが物語を導くキーパーソンを演じている。ベン・ウィショー、ティルダ・スウィントン、マッド・デイモンなどハリウッドスターたちのカメオ出演にも注目。
『ゼロの未来』は、5月16日から東京・YEBISU GARDEN CINEMA、新宿武蔵野館で公開。
公式サイト:www.zeronomirai.com
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