2018年2月1日(木)より公開される映画『不能犯』から、松坂桃李演じる宇相吹と、借金まみれの風俗嬢・優に扮した真野恵里菜の場面写真が公開となった。
両親の離婚が原因で姉の理沙(芦名星)とは別々に育ち、今は風俗で働く優(真野恵里菜)。父親の借金返済に苦しんでいる自分と違って、母親に引き取られて幸せに育ち、もうすぐ大病院の院長候補の男と結婚をする順風満帆な姉への嫉妬と憎悪から宇相吹(松坂桃李)に依頼をしてしまう。宇相吹は“願い”を叶えてくれる一方で、依頼人の殺意が純粋でないと、恐ろしい事態を招く男。果たして、優の依頼は愚かな結果を招いてしまうのか?
場面写真は、風俗嬢・優が、依頼をするに至る“ある出来事”の前の不安げな目つきと艶っぽい姿が印象的に捉えられている。優の背後には不気味な笑みを浮かべる宇相吹(松坂)の姿も映し出された。
『新宿スワン』『ラブ&ピース』『リアル鬼ごっこ』など園子温監督作品で高く評価され、NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」「逃げるは恥だが役に立つ」さらに、公開中の映画『覆面系ノイズ』など、話題作に続々出演を果たした真野。白石監督は「今回はたくさんの美しい人たち…芦名星さん、矢田亜希子さん、真野恵里菜さんに出演してもらいましたが、皆さん難しい役どころをエネルギッシュに演じてくれています」と称賛のコメントを寄せている。
様々な人間がもつ心の闇が依頼内容からあぶりだされ、宇相吹のターゲット、依頼人がどんな末路を辿るのかも見どころのひとつである本作。嫉妬と憎悪に満ちた、借金まみれの風俗嬢というキャラクターを真野がどう演じるのか、本編に期待が高まるばかりだ。
本作は、都会のど真ん中で、次々と起きる変死事件をもとに、呪いや洗脳など、目的は犯罪だが罪には問われない“実証が不可能な行為”で殺しを請け負う謎の黒スーツの男・宇相吹正の手口と壮大な目的を描くサスペンス・エンタテインメント。
ある特別な能力で人の心を操る男・宇相吹正を、初のダークヒーロー役に挑戦する松坂桃李が演じ、唯一彼にコントロールされない刑事・多田友子役に沢尻エリカ、正義感溢れる生真面目な新人刑事・百々瀬麻雄役に新田真剣佑、多田のサポートを受けて更生した元不良少年・川端タケル役に間宮祥太朗が扮するほか、真野恵里菜、芦名星、矢田亜希子、安田顕らが共演する。監督を『ある優しき殺人者の記録』『貞子VS伽椰子』の白石晃士が務める。
映画『不能犯』は2018年2月1日(木)より全国公開
【CREDIT】
出演:松坂桃李、沢尻エリカ、新田真剣佑、間宮祥太朗、テット・ワダ、真野恵里菜、芦名星、矢田亜希子、安田顕、小林稔侍
原作:『不能犯』(集英社「グランドジャンプ」連載)原作:宮月新/画:神崎裕也)
監督:白石晃士
脚本:山岡潤平、白石晃士
配給:ショウゲート
公式サイト:funohan.jp
©宮月新・神崎裕也/集英社・2018「不能犯」製作委員会