イーサン・ホーク史上最も“不器⽤な男”を熱演『しあわせの絵の具』インタビュー

2017年12月8日

実在したカナダで最も有名な画家・モード・ルイスと夫の日々を映画化した『しあわせの絵の具愛を描く人モード・ルイス』が2018 年3月3日（土）に公開される。この度、場面写真とイーサン・ホークのインタビューが到着した。

カナダで最も有名な画家モード・ルイスとその夫が織り成す、美しい色にあふれた幸せな日々を描く本作。わずか4メートル四方の家で絵を描きながら暮らすモードを『ブルージャスミン』のサリー・ホーキンスが、妻への愛と尊敬の念を無骨に隠すエベレットを『6才のボクが、大人になるまで。』のイーサン・ホークがそれぞれ演じる。『荊の城』のアシュリング・ウォルシュ監督が、一風変わった夫婦の愛の絆を繊細に映し出す。

イーサン・ホーク史上最も“不器⽤な男”・エベレット

本作で、今までになく無骨で不器用な男・エベレットを演じたイーサン・ホーク。劇中ではほとんど笑顔も見せず、妻・モードにもぶっきらぼうに接する。イーサンはそんな不器用な男の時折見せる優しさを抑えた演技で絶妙に表現した。

出演のきっかけ

海外webサイト「deadline紙」でのインタビューに答えたイーサン・ホークは本作の出演を決めた理由について「奥さんに勧められたからなんだ。深夜に僕が家に帰ると、暗いキッチンで彼女が号泣していた。『どうしたんだ！？』と驚いて聞くと、彼女は脚本を僕に渡して言った。『この役を演じると約束して！』」と妻に背中を押されたエピソードを語った。

エベレットという男

また、エベレットというキャラクターについては「僕がストーリーで1番惹かれたところは、最初はただ家政婦を探していただけの男が、ポジティブな世界観を持つモードと共に暮らすうちに変わっていくところだ。彼はモードのために働き、家事を行い、彼女の絵を称賛するようになる。エベレットは最終的に、彼女の家政婦になったんだよ（笑）」と語った。

これからのイーサン・ホーク

さらに、自身の役者人生を振り返り「今まで演じたことのないキャラクターをどんどん演じて役者として演技の幅を広げたい。新しい自分を開拓したいと思っている」など力強いコメントを寄せている。そんなイーサン・ホーク史上最高に不器用な役柄のエベレット・ルイスは、これまでの「文化系ダメ男」とは一味違った「ガテン系ダメ男」の魅力を存分に見せてくれることだろう。