S・スピルバーグ新作『ペンタゴン・ペーパーズ』アメリカ映画協会賞TOP10作品にランクイン

スティーヴン・スピルバーグの新作でメリル・ストリープとトム・ハンクスが初共演を果たした映画『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』が2018年3月より公開される。この度、現地時間12月7日(木)にアメリカ映画協会賞が選定する2017年TOP10作品が発表され、本作がランクイン。さらに、デトロイト映画批評家協会賞では、最優秀アンサンブル演技賞を受賞した。

ペンタゴン・ペーパーズ

スピルバーグは「今、撮るべき作品」として、トランプ大統領就任45日後に本作の製作を発表し、先に予定していた作品よりも前倒しする事を決定し、撮影を敢行。政府によってジャーナリズムに規制がかけられ、国の主役であるはずの国民に真実が伝えられず、何が真実で、何が正しいのかがわからなくなってきている現代。「今」だからこそ伝えるべき作品と強烈なメッセージを込め、この危機的状況に警鐘を鳴らす作品に仕上げている。

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書
メイキング写真

すでに賞レースの大本命として各メディアで注目されている本作だが、ナショナル・ボード・オブ・レヴュー賞では主要3部門を受賞、さらにブロードキャスト映画批評家協会賞では主要4部門を含む8部門にノミネートされており、今回の受賞により、迫るゴールデン・グローブ賞ノミネーション発表に期待が高まっている。

映画『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』概要


本作は、ベトナム戦争が泥沼化した1971年を舞台に、アメリカ国防省が存在を隠す“ペンタゴン・ペーパーズ”をスクープし、報道の自由を守るため立ち上がった実在の人物たちの姿を描く。“ペンタゴン・ペーパーズ”とは、ベトナム戦争に関する経過や客観的な分析を記録したトップシークレット文書の通称を意味する。

アメリカ初の女性新聞発行人として足固めをしようとしていたキャサリン・グラハム役にメリル・ストリープ、部下である編集主幹ベン・ブラッドリー役にトム・ハンクスが扮する。スティーブン・スピルバーグが監督を務め、脚本はリズ・ハンナと『スポットライト 世紀のスクープ』でアカデミー賞最優秀脚本賞を手にしたジョシュ・シンガー。音楽をジョン・ウィリアムズが担当する。

映画『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』は2018年3月より全国公開

【CREDIT】
出演:メリル・ストリープ、トム・ハンクス
監督:スティーヴン・スピルバーグ
脚本:リズ・ハンナ、ジョシュ・シンガー
音楽:ジョン・ウィリアムズ
配給:東宝東和 公式サイト:http://pentagonpapers-movie.jp/

©Twentieth Century Fox Film Corporation and Storyteller Distribution Co., LLC.

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