『レディ・ガイ』ミシェル・ロドリゲスが本音語るインタビュー到着、性転換手術で女に改造された殺し屋の復讐劇

ミシェル・ロドリゲス×シガニー・ウィーバー共演のアクション映画『レディ・ガイ』より、ミシェル・ロドリゲスのインタビューが到着した。

レディ・ガイ
(C)2016 SBS FILMS All

ストリート・オブ・ファイヤー』『48時間』などで知られるウォルター・ヒルが監督を務める本作は、性転換手術で女にされた殺し屋の復讐劇を描いたアクション映画。性転換手術で女にされた殺し屋・フランク役に『ワイルド・スピード』シリーズのミシェル・ロドリゲスが扮し、男時代のフランクも自ら演じている。フランクを女に変えた天才マッド・ドクター役を『エイリアン』シリーズのシガニー・ウィーバーが演じる。

レディ・ガイ

ミシェル・ロドリゲス コメント


──シガニー・ウィーバーとの共演は?

シガニーさんとの共演はすごくいい経験だったし、彼女を人としてすごく尊敬しています。私が思うに、この業界で、男性と女性の両方の要素を持った俳優がいると思うんですよね。アンジェリーナ・ジョリーとかもそうですね、ジョニー・デップもそういう要素があると思います。そしてシガニー・ウィーバー彼女も両方の要素を兼ね備えていて、女性でありながら、男性的なものを醸し出すことのできる、例えばそれは彼女の歩き方であったり話し方であったりそういう両方を自分の中で持ち合わせられる、取り込むことができて、ただもちろん彼女の演じるキャラクターとご本人は全然違うんですよね。だからさらにそのギャップを生み出すマジックがスクリーンに表れているんだと思います。

レディ・ガイ

──ミシェルさんはこの作品の後、主人公フランク・キッチンはどう生きていくと思いますか?

監督としては、フランク・キッチンというのはすごくマッチョであまり感情のない人という設定だったんですよね。そういうことだったんですけれども、やっぱりこれからいろいろ経験をしてホルモンも打ち続けていってエストロゲンが増えていきますよね。たぶん、より人間味のある人になっていくんじゃないかなと思います。逆に自分でこれからどう生きていこうかっていうことを問いかけて女性を守るような、そういう人になるんじゃないかな。やっぱり自分が女性の立場になったことで、あと自分のマッチョ度が下がることによってやっぱり彼は変わっていくんじゃないかなという風に推測しますね。

レディ・ガイ

──アクション作品などで多く活躍されていますが、今後演じてみたいジャンルや役どころはありますか?

本作のフランク・キッチン役は今までのそういうアクションジャンルではないところから一歩踏み出すステップだと思うんですよね。自分としてはこういうアクション映画というものを今までやってきたし、自分が年取りすぎてクリエイティビティにチャレンジできなくなる前にやってみたいなという思いはあるんですよね。スティーブ・マックイーン監督の『Widows(原題)』でちょっとダークな役にチャレンジしてみたので、そういった意味で、そこがひとつの出発点だと思っているんですね。それに加えて、これから将来になにをやっていくかに関しては、今までやっぱり男の中にいる女みたいな紅一点みたいなかんじが多かったので、よりフェミニンな自分っていうのも発見していきたいと。あとやっぱり女性を描いた作品というのは、やはり女性が弱者に描かれていたりして、自分の中でちょっと恐れがあったんですよね。でもそういうものに身を置いて、女性の声を女性から発していきたい。ハリウッドで男性が考える女性はこう思っている、言っているではなくて、より女性の俳優であったり監督さんと一緒に仕事をしていきたいなとは思っていますね。

映画『レディ・ガイ』は新宿シネマカリテほか全国順次公開中

【CREDIT】
監督:ウォルター・ヒル
出演:ミシェル・ロドリゲス、シガニー・ウィーバー、トニー・シャルーブ、アンソニー・ラバリア、ケイトリン・ジェラード
英題:THE ASSIGNMENT
配給:ギャガ・プラス

©2016 SBS FILMS All

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で