映画『不能犯』のイベントが23日、都内・スペースFS汐留にて行われ、キャストの松坂桃李、沢尻エリカが登壇。スペシャルゲストとして、メンタリスト・DaiGoが出席した。
テレビ番組で数々の著名人と心理戦を繰り広げてきたメンタリストのDaiGo。松坂扮する“立証が不可能な行為”で殺しを請け負う謎の黒スーツの男・宇相吹正に「共感しました。『こんな簡単にマインドコントロールできたらいいなぁ』って羨ましく思いましたね(笑)」とコメント。
一方で沢尻扮する“マインドコントロールを受けない”刑事・多田友子にちなみ、「全然(心理が)読めない人がいるんです。予想だにしない行動をとる人とか。天敵な存在というか、すごくそういう人に興味が沸く気持ちはわかりますね」と話した。
イベントでは、DaiGoと松坂&沢尻が心理戦を繰り広げるコーナーが。「僕はめっちゃ簡単だと思います」と自信なさげな松坂は、「事務所のアンケートか何かで、99問くらいの質問に答えたことがあるんです。返ってきた結果が『あなたは小6〜中3くらいの精神年齢です』って(笑)」と暴露し、笑いをとった。
心理戦は、8色のペンから自分の意思で選んだ色をDaiGoが言い当てるというもの。始める前にDaiGoが「オススメは緑色」と言い、見えないように後ろを振り向く。松坂が緑を選ぶと、DaiGoは松坂の表情を見ずに「最初から分かってたら不思議だと思いません?」「役に入り込んでしまう」「集中力が高くて真面目、負けず嫌いな性格」「そういう人に挑発をかけると、パッと見乗ってこないんですが必ず乗ってくる。直前に僕が挑発をかけた緑ですね」と見事に松坂の心理を読んでみせた。
「すごい…!!」と驚く松坂は「(挑発のことも)あったんですが、緑が好きなんですよね。目に優しい色が好きなんです(笑)」とはにかんでいた。そんな松坂に、DaiGoは「全員ではないんですが緑が好きな人は、初対面の相手に対する壁が高くて、なかなか心を許さないんですが、一回心を許しちゃうと手放しに相手を信用してしまうのでダマされるタイプ。心に深い傷を負ってしまうことも…」と助言を贈った。
さらにDaiGoは、沢尻との心理戦も見抜いてみせた。沢尻は先ほど松坂が選んだ緑を選び、元のあった場所に「戻しました!」とにっこり。その言葉にDaiGoは「楽しそうにはしゃいでる感じがしましたね。裏をかいてきてる選択をされたんじゃないかな。紫とかにいくと思っていたんですが、(松坂と)同じ色の緑ですか?」と言い当てた。
会場がどよめく中、「すごすぎる!!わかるんだ〜!」(沢尻)、「後からくるゾクッと感ありますね!面白いわ〜!」(松坂)と驚いていた。
本作は、都会のど真ん中で、次々と起きる変死事件をもとに、呪いや洗脳など、目的は犯罪だが罪には問われない“立証が不可能な行為”で殺しを請け負う謎の黒スーツの男・宇相吹正の手口と壮大な目的を描くサスペンス・エンタテインメント。
主演の松坂桃李をはじめ、沢尻エリカ、新田真剣佑、間宮祥太朗、真野恵里菜らが出演する。監督を『ある優しき殺人者の記録』『貞子vs伽椰子』などで知られる白石晃士が務める。
映画『不能犯』は2月1日(木)より全国公開
【CREDIT】
出演:松坂桃李、沢尻エリカ、新田真剣佑、間宮祥太朗、テット・ワダ、真野恵里菜、芦名星、矢田亜希子、安田顕、小林稔侍
原作:『不能犯』(集英社「グランドジャンプ」連載)原作:宮月新/画:神崎裕也)
監督:白石晃士
脚本:山岡潤平、白石晃士
配給:ショウゲート
公式サイト:funohan.jp
©宮月新・神崎裕也/集英社・2018「不能犯」製作委員会