大ヒット公開中の映画『不能犯』より、松坂桃李扮する宇相吹の世界に引きずり込まれる冒頭映像が到着した。
とある電話ボックスに殺してほしい理由と連絡先を残すと、“願い”を叶えてくれるSNSで噂の男がいる。ただし、依頼人の殺意が純粋でないと、恐ろしい事態を招くという。そんな噂話が囁かれる中、ニヤリと不気味な笑みを浮かべる男が映し出されるところから始まる本映像。次のシーンでは、沢尻エリカ演じる多田刑事と上司である多田になかなか認めてもらえない新人刑事・百々瀬(新田真剣佑)の普段の聞き込み~犯人逮捕の様子が映し出されているほか、松坂演じる宇相吹が劇中で初めて犯行に及ぶ様子が収められている。
今作で初めて挑戦したという沢尻のアクションや現場では姉のように慕っていたという新田との息の合った演技、「人生でここまで口角をあげたことはない」と豪語する原作の宇相吹のトレードマークである「ニタァ」という不気味な笑い方を完全再現するなど徹底的な役つくりをし、日々迫力を増していったたという松坂の怪演は必見。劇中一人目の被害者となる木島(水上剣星)がマインドコントロールされ、宇相吹の術中に落ちていくシーンの一部始終が納められている。たった5分程の映像ながらも、宇相吹の瞳に引きずり込まれ、思わずマインドハックされてしまうような、息をのむ内容となっている。
本作は、都会のど真ん中で、次々と起きる変死事件をもとに、呪いや洗脳など、目的は犯罪だが罪には問われない“立証が不可能な行為”で殺しを請け負う謎の黒スーツの男・宇相吹正の手口と壮大な目的を描くサスペンス・エンタテインメント。
ある特別な能力で人の心を操る男・宇相吹正を、初のダークヒーロー役に挑戦する松坂桃李が演じ、唯一彼にコントロールされない刑事・多田友子役に沢尻エリカ、正義感溢れる生真面目な新人刑事・百々瀬麻雄役に新田真剣佑、多田のサポートを受けて更生した元不良少年・川端タケル役に間宮祥太朗が扮するほか、真野恵里菜、芦名星、矢田亜希子、安田顕らが共演する。監督を『ある優しき殺人者の記録』『貞子VS伽椰子』の白石晃士が務める。
映画『不能犯』は大ヒット公開中
©宮月新・神崎裕也/集英社・2018「不能犯」製作委員会