『blank13』高橋一生が“山なり兄さん”村上淳との出会いを回想、佐藤二朗は斎藤工の手腕を絶賛

映画『blank13』拡大公開初日舞台挨拶が24日、都内・109シネマズ二子玉川にて行われ、主演の高橋一生をはじめ、神野三鈴、村上淳、佐藤二朗、永野、リリー・フランキー、監督の齊藤工が登壇した。

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イベント早々、「こんにちは…役が抜けなくて…」しみじみと挨拶する永野に対し、「(撮影から)2年経ってますけど」(齊藤)、「どうした?全然聞こえない(笑)」(佐藤)、「プロ失格ですよ!」(村上)と総ツッコミが。永野は「芝居だったら自分出せるんですが、こういうバラエティだとちょっと…」と俳優モードを炸裂させ、齊藤監督は「これバラエティじゃない(笑)」と笑みをこぼしながらツッコミを入れていた。

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齊藤監督は「本当に胸がいっぱいです。映画大好き少年がそのまま大人になったような人間なので、本当に夢のようです。やや、間違い探しのような尊い登壇者と、この日を迎えられて本当に嬉しいです!」と感無量の様子だった。

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佐藤は「無名の頃から知っていて、出来上がった作品を観たらすごく面白いものになっていた。予算的に潤沢ではなく、自主映画に近い系統の映画だと思っていた。大きいところからではなく小さいところから徐々に口コミで広がっていく理想の形が生まれた。工に金メダルをあげたい!」と齊藤監督の手腕を絶賛した。

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本作で主演を務めた高橋は、共演した村上との思い出のエピソードを披露。「小学生の頃にすごいカッコイイお兄さんが校庭でバスケットのシュートを練習されていた。その時に『山形に放物線を描いてシュートをするんだよ』と教えてくれたことから、僕は“山なり兄さん”と呼んでいたんです。後々知ったんですが、コンビニとかで見る雑誌の表紙に“山なり兄さん”がいたんです。それが村上淳さんだった」と明かした。

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イベントでは、そんな高橋と村上に所縁のあるバスケットボールに、登壇者がサインを入れ村上が放物線を描いて客席に投げ入れた。そのまま村上は「それ持ってっていいよ!」とサプライズでプレゼント。高橋は、“山なり兄さん”こと村上のシュートに「何十年ぶりに見た!」と感激していた。


放送作家・はしもとこうじの実話を基に描く本作は、13年前に突然失踪した父が余命3カ月で見つかったことから始まるある家族の物語。主人公・幸治役に高橋一生、彼女役に松岡茉優、失踪した父親役にリリー・フランキー、母親役を神野三鈴が務め、斎藤工自身も主人公の兄役で出演する。音楽監督は俳優・ミュージシャンとしても活躍中の金子ノブアキ、スチール撮影を世界的フォトグラファーのレスリー・キーが務め、製作には福山雅治も名を連ねている。

映画『blank13』は全国拡大公開中

(C)2017「blank13」製作委員会

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