大ヒット公開中の映画『グレイテスト・ショーマン』。ロサンゼルスのドルビー・シアターにて行われる第90回アカデミー賞授賞式(日本時間3月5日)のステージで、キアラ・セトルが圧巻のパフォーマンスを行うことが明らかになった。
本作の主題歌“This Is Me”を手掛けたのは、『ラ・ラ・ランド』で昨年のアカデミー賞とゴールデングローブ賞のW受賞を果たしたベンジ・パセックとジャスティン・ポールのコンビ。2人は、“This Is Me”でもゴールデングローブ賞主題歌賞を受賞し、さらにアカデミー賞も主題歌賞にもノミネートされており、2年連続アカデミー賞とゴールデングローブ賞のW受賞に王手をかけている。
セトルは「Hands on a Hardbody」でブロードウェイに旋風を巻き起こし、トニー賞にノミネートされた。「彼女のことはずっと大好きでずっと尊敬していた女優だ。あんなにスキルとハートを持った人に歌ってもらえて作詞家人生の中で一番感動的な体験だったよ。キアラが“This Is Me”を歌った瞬間に歌がぐっと持ち上がったんだ」とパセックが絶賛する。
「キアラがあまりにも素晴らしいので、誰か他の人があの曲を歌えるとは到底思えない。彼女が正直にレティの感情を表現しているから。“This Is Me”は本当の自分を堂々と受け入れることを歌った美しい歌で、この曲を聴いた人は、みんな共感してしまうんだよ」と世界中の人を共感させるパワーをセトルが歌に込めていることをヒュー・ジャックマンは明かす。
その言葉通り、音楽を通じ世界中に発信されていくメッセージは「映画が公開されてからずっと、数分で50件近くの“あなたの歌を聞いて希望をもらいました”っていうメッセージがインスタグラムに次々に届くの。朝起きたら新しいのが来ていて、毎日涙を流す。勇気を持てずに泣いているのは私だけではないと思えるの」と世界中の人々からの反応を明かす。
その感動は、遂に世界の舞台をも動かし、25日(日)に行われたフィギュアスケートエキシビジョンのフィナーレで、金メダルリストの羽生結弦選手、銀メダリスト宇野昌磨選手をはじめとする世界のメダリストたち総勢35名が一堂に介し、この楽曲に合わせて華麗な演技で魅せた。「『This is me』は、肌の色が違っても人種が違っても身体的特徴が違ってもみんな違ってみんないいっていう曲なので、まさにこういう場にほんとぴったり…!」「フィギュアの締めの全員でのTHIS IS MEでぼろぼろ泣いた」などと感動が広がっている。
映画『グレイテスト・ショーマン』は全国公開中
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