南波あつこ原作「青夏 Ao-Natsu」の実写映画化が決定。葵わかな×佐野勇斗をW主演に迎え、8月1日(水)に公開されることがわかった。
原作は、2013年から2017年にかけ講談社「別冊フレンド」で連載された、南波あつこによる人気コミックス。夏休みの間、田舎で過ごすことになった都会育ちのイマドキ女子高生・理緒と、そこで出会った地元のクール系イケメン男子高生・吟蔵との夏限定の恋を描いたラブストーリー。
理緒役に『陽だまりの彼女』『サバイバルファミリー』など数々の映画に出演し、連続テレビ小説「わろてんか」でヒロインを務める葵わかな。吟蔵役には、ドラマ「砂の塔~知りすぎた隣人」の主人公の息子役で注目を集め、ボーカルダンスユニット「M!LK」のメンバーとしても活躍しながら、ドラマ「トドメの接吻」をはじめ、『ちはやふる -結び-』『羊と鋼の森』『3D彼女 リアルガール』など18年度は5本の映画公開が控える佐野勇斗が扮する。本作が映画初主演となる。
2人の共演は、映画『くちびるに歌を』以来3年ぶり2度目。葵は佐野のキャスティングを聞いた瞬間、「吟蔵のビジュアルにそっくり!」と思ったようで、撮影でもそんな2人の息の合ったコンビネーションにも期待が高まる。
共演に古畑星夏、岐洲匠、久間田琳加、水石亜飛夢、秋田汐梨、志村玲於らが名を連ね、監督を古澤健が務める。4月初旬のクランクインを予定している。
葵わかな コメント
今回のお話をいただいて、少女漫画の女の子を演じさせて頂く事に素直に驚きました。自分の中にこういった役のイメージがなかったので、どうなるんだろう?とドキドキしたのを覚えています。佐野さんとは3年ぶりくらいの共演ですが、原作の吟蔵と佐野さんがそっくり!と思っているので、ご一緒するのがたのしみです。原作を読ませていただいて、みんなが一生懸命なお話だと感じました。周りの人からみたら小さな事でも、全力で悩んで全力で走っている、そんな理緒や吟蔵がもどかしいけどかわいらしいと思って頂けるように、演じていきたいです。今までで一番、「楽しい」をえらぶ夏にしたい!
佐野勇斗 コメント
原作を読ませていただいたとき、とても面白くてすぐに読み終えてしまいました。また、田舎のどこか懐かしい風景の中で描かれる物語で、読んでいて心がとても温かくなりました。そしてとにかく、吟蔵がかっこいい!僕がそんなかっこいい役を頂けて、恐れ多い気持ちでいっぱいですが、任せて頂いたからには全力で演じたいと思います!葵さんとは2度目の共演となるのですが、当時からすごく仲良くさせて頂いているのでとても心強いです。撮影は自然豊かなところで行われるということで、美味しい空気をたくさん吸って、吟蔵として青夏の世界に入り込めるように挑んでいきたいと思います。観てくださるみなさんを、今までで1番「キュン」とさせる夏にしてみせます!
古澤健監督 コメント
今の時代は、あえて普通と違うことして自分を守ろうとする生き方のほうが多い気がします。だからこそ、理緒の「運命なんかあたしが自分で作んの!!」というまっすぐな想いは大事なメッセージなんだと思いますし、それが映画版でも多くのひとに届けばいいなと願っています。理緒役の葵わかなさんは非常に知的で情熱のある女優だな、と感じています。原作や台本の感想などを聞きながら、僕の方がいつも刺激をもらっています。原作の理緒の魅力を体現しつつ、更に新しい「青くて熱い夏」を見つけてくれると期待しています。吟蔵役の佐野勇斗さんはひとの意見を柔軟に受け入れながら、自分なりの解釈をうまく出せる俳優だと思います。ひとへの細やかな気遣いを見せながら、ちょっとした瞬間にクールなかっこよさを見せるところなんか、吟蔵そのままかもしれません。気心のしれた、かつ意欲にあふれた、なじみのプロデューサー・スタッフとともに、新しい「夏の映画」を生み出したいと意気込んでいます。
原作者・南波あつこ コメント
この度、『青夏』映画化のお話をいただいたこと、とても光栄で嬉しく思います。漫画の『青夏』の世界が、どんな風に形を変えて一本の映画作品になるのか、完成をとても楽しみにしています。キャストの皆様、スタッフの皆様、どうぞよろしくお願いいたします。そして、連載中、応援・支えてくださった読者の皆様、この場をお借りしてお礼を申し上げます。皆様のおかげで最後まで走れました。本当にありがとうございました。
映画『青夏 Ao-Natsu』は8月1日(水)より全国公開
(C)2018映画「青夏」製作委員会