A24史上最大規模の製作費で贈る、ディストピア・アクション『シビル・ウォーアメリカ最後の日』をIMAXで観るべき理由とは――。

2024年10月3日

▶︎すべての要素にこだわり、世界最高レベルの臨場感を追求したのがIMAX

① 視界いっぱいの巨大なスクリーン
IMAXシアターに入ったら、まずはスクリーンの大きさに注目。床から天井、左右の壁から壁まで広がる大スクリーンはIMAXの特徴のひとつ。視野全体で映画を感じることができる。スクリーンと客席の距離が近く、表面も若干湾曲していることから、観客を映像が包み込み、まるで“映画の世界に入り込んだ”かのような臨場感を味わえる。

② 圧倒的な明るさ
特許を持つ独自の映像処理技術「デジタル・メディア・リマスタリング技術（DMR）」により、映画製作者の眼に映った映像を最大限のクオリティで表現が可能。上映に際しては最新鋭のプロジェクターを採用。それによって鮮明さと暖かみのバランスがとれ、細部までくっきりと映し出される明るくクリアな映像は、これまでにない圧倒的なリアリティをもたらす。その美しさに、きっとあなたも息をのむはず。

③ カラダの芯まで揺さぶる高精度なサウンド
お腹の底まで響く大音響から肩ごしに聞こえるささやき、さらに人の耳では捉えきれない音域までカバーすることで、微妙なニュアンスも忠実に再現。聴くというより、“全身で感じるようなサウンド”を実現している。カスタムな配置と完璧なチューニングで、実際に“その場にいる”かのような臨場感を生み出し、シアター内の“どこに座っていても”理想的なリスニング環境になるよう設計されているから驚きだ。

▶︎ まるで戦場の銃撃戦のど真ん中に放り出されたかのような、圧倒的な劇場体験——！『シビル・ウォーアメリカ最後の日』をIMAXで体感せよ！10月4日 (金) 公開

今や世界を席巻しているA24が、最大規模となる5000万ドルもの製作費を投じ、アメリカで起きる内戦を描く『シビル・ウォーアメリカ最後の日』が、10月4日(金)よりIMAX他にて劇場公開される。

A24最高のオープニング興行収入記録を持っていた2018年公開の『ヘレデタリー/継承』を抜き、オープニング記録を更新。さらに、興行収入ランキングで2週連続1位を獲得するなど、話題沸騰中の本作。「これは現実世界で起きている出来事である」と錯覚するほどリアルな映像を、臨場感あふれるサウンドとともに、映像を隅々まで鮮明に映し出す巨大スクリーンのIMAXで鑑賞すれば、かつて体感したことのないゾワゾワする恐怖が味わえるはずだ。

映画の舞台は、20XX年のアメリカ。最長2期だった大統領の任期を延ばすため、憲法を改正し、FBIも解散させた現大統領。そんな現大統領に反発し、連邦政府から19の州が離脱。テキサスとカリフォルニアの同盟からなる“西部勢力”と、大統領が率いる政府軍との間で内戦が勃発し、各地で激しい武力衝突が繰り広げられていた。就任3期目に突入した大統領は、「国民の皆さん、我々は歴史的勝利に近づいている」とテレビ演説で力強く訴えるが、実際にはワシントンD.C.の陥落は目前まで迫っていた。

中立であることを信念に写真を撮り続ける、世界的写真家集団「マグナム」所属の戦場カメラマンのリーと、ロイター通信の記者のジョエル。彼らは14カ月もの間、一度もメディアの取材を受けていない大統領に単独インタビューを行うべく、ベテラン記者のサミーと若手カメラマンのジェシーと共に、滞在先のニューヨークからワシントンD.C.にあるのホワイトハウスへと向かう。だが、戦場と化した町を目の当りにした彼らは、内戦の恐怖と狂気に呑み込まれていく――。

監督・脚本を務めるのは、『28日後...』で脚本を担当し、長編デビュー作『エクス・マキナ』で第88回アカデミー賞視覚効果賞に輝いたイギリスの鬼才、アレックス・ガーランド。これまで主にSFやホラー作品を手掛けてきたガーランド監督は、今回、自身にとって新境地となる戦争アクションでも、卓越した手腕を発揮。「共和党支持層の強いテキサスと民主党支持層の強いカリフォルニアが同盟を組む」という、一見突飛な設定をもろともせず、臨場感あふれる手持ちカメラの映像とリアルな銃声によって、戦争をゼロ距離で体感させる。さらに、ロードムービーやスリラーの要素も交えながら、大国アメリカの崩壊を大迫力で描き出すことに成功している。

主人公のリーを演じるのは、『パワー・オブ・ザ・ドッグ』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされた名優キルステン・ダンスト。内戦で崩れゆくアメリカの惨状を前に、強固な精神が少しずつ飲まれていく戦場カメラマンの機微を表現。一方、そんな主人公と対照的に、死線を越えるなかで成長を遂げる若手カメラマンのジェシーに抜擢されたのが、『プリシラ』でヴェネツィア国際映画祭女優賞を受賞し、現在公開中の『エイリアン：ロムルス」でも主演を果たすなど、今最も注目が集まる若手俳優の一人、ケイリー・スピーニー。

さらに、Netflix製作ドラマ「ナルコス」で、実在した悪名高い麻薬カルテルのボスを演じたワグネル・モウラが、リーとは長年の記者仲間であるジョエルに扮し、『DUNE/デューン砂の惑星』をはじめ、数多の作品で独特の存在感を示しているスティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソンが、リーの元メンターであり、NYタイムズのベテラン記者・サミー役を熱演するなど、実力派俳優陣が脇を固めている。

なかでも異彩を放つのが、迷彩服に赤いサングラス姿の不気味な軍人役を演じ、実生活ではリー役のキルステン・ダンストのパートナーでもあるジェシー・プレモンス。必死で命乞いをする相手を前に「お前は、どの種類のアメリカ人だ？」と問い掛け、容赦のない行動に出る非情なまでの名演ぶりが、観る者すべてを戦慄させる。

クライマックスとなる軍議会議事堂が西部勢力に包囲されるシーンの撮影では、アトランタに3週間半もかけて実寸大のセットを建て、元ネイビー・シールズの軍事アドバイザーの助言に従い、退役軍人が実際の動きをカメラの前で披露するなど、あらゆるアクションシーンが生々しく作られている本作。是非、没入感をもたらすシアター設計、そしてシャープな映像と高精度なサウンドが整うIMAXで鑑賞して欲しい。戦場の銃撃戦のど真ん中＝“最前線”に放り出されてしまったかのような圧倒的な劇場体験を味わえるはずだ。

大統領選挙を控え、政治的分極化による社会の分断がかつてないほど深刻化するアメリカに向け、イギリス人であるアレックス・ガーランド監督が警鐘を鳴らす『シビル・ウォーアメリカ最後の日』を、IMAXで体感せよ！

（文・渡邊玲子）