映画『honey』初日舞台挨拶が31日、都内・丸の内TOEIにて行われ、平野紫耀(King&Prince)、平祐奈、横浜流星、水谷果穂、浅川梨奈、佐野岳、高橋優、監督の神徳幸治が登壇した。
本作は、誰もが恐れる真っ赤な髪の目つきが鋭い“鬼S不良男子”鬼瀬大雅と、ヘタレでビビりの女子高生・小暮奈緒の恋模様を描く青春ラブストーリー。主人公の鬼瀬大雅を平野紫耀が、ヒロインの小暮奈緒を平祐奈がそれぞれ演じる。共演に、平野扮する鬼瀬のクラスメイトで後に親友となっていく三咲渉役で横浜流星が名を連ねる。監督を『ピーチガール』で長編映画監督デビューを飾った神徳幸治が務める。
この日は、映画の中でキーアイテムとして登場する「108本のバラ」にちなみ、全国108の劇場で舞台挨拶の生中継も実施。愛知出身の平野は、開口一番「僕、でら(すごく)平野紫耀です!」と元気に挨拶。「僕名古屋出身なんですけど、今一瞬、名古屋弁を忘れるというハプニング」・・・と天然発言。その後は「みなさんと一緒に楽しい時間を作れたらいいと思っとるで、でら楽しんで行こまい!」と笑顔を見せた。
兵庫出身の平は「みなさんおはよう、平祐奈やで!今日はたくさん映画がある中から来てくれてありがとう、ほんまに嬉しいです。鬼キュンの準備はできてますか?」と関西弁で客席に語り掛け、神奈川出身ながら今日のために青森出身の父に方言のレクチャーを受けたという横浜は、「ひとりだば多くの方にこの作品が届くと嬉しいじゃ!」と初々しさが溢れる青森弁でコメント。
一生に一度となる初主演映画の初日を迎えた平野は、改めて「やっとこの日が来たかという気持ちです。僕もはじめての主演ということで緊張して気合も入れて臨んだ作品で、みなさんに早く観てもらいたいなと思っていたので、反応が楽しみです」と、その想いを語る。
奈緒を演じた平も「去年の5月に撮影していたので、やっと初日が来たなという気持ちと同時に、ほっとしている自分もいます」と約1年前の撮影を振り返りながら感慨深げにコメントした。
続いて、平野が挑戦中の“108のはじめて”の一つとして、“はじめてのMC”に挑戦することに。キャスト陣と監督が、平野の仕切りのもとで撮影を振り返った。クールビューティーなかよ役を演じた水谷は「クールな役なのに私はすぐ笑っちゃうんです。祐奈ちゃんを見ていると『かわいいなあ』と笑顔になっちゃうので、自分の気持ちを押し殺して演じていました」と撮影時の意外な苦労を暴露。
MC平野は「なるほど、男にはわからない感情です!」と即座にコメント。それを聞いた高橋は「俺は紫耀くんを見てかわいいなあと思うよ」とフォローが入り、会場は大爆笑だった。
内気な転校生・雅役の浅川は「あまり笑わない役なのに、共演シーンで平野さんが笑わせてきたので、そこはやめてほしかった!」と、まさかのクレーム!?対する平野は「僕も鬼瀬として雅ちゃんを笑わせようと、監督の指示でおしゃべりをアドリブでがんばってたんですよ!」と裏話を語った。そのアドリブは、なんと犬のトイレの話だったとか。
高橋には、「はじめて映画出演の話がきたときの感想は?」の質問の後、「撮影や取材の時にずっと優くんに出されていたので」として、突如なぞなぞを出題。平野が『honey』にかけて「ハチが飛び続けると、疲れてしまう距離は?」と問いかけ、キャスト全員首をひねる中、高橋が「83メートル?」と、はち(8)みつ(3)にかけて答えるも、正解はなんと「8マイル(ハチ参る)」。
悔しがった高橋は、その場で平野になぞなぞを出題。「魚売り場の端っこに置かれている魚は?」と応戦し、「正解は『さば』です。“『さ』かなうり『ば』”の端っこにあるから!」と舞台はまさかのなぞなぞ大会へ。実は今回でこの問題を出されるのは3回目という平野は、今回も惜しくも正解できず「問題は覚えているんだけど、答えをいつも忘れちゃう」のコメントで会場を笑わせた。
原作人気も高い三咲渉役を演じた横浜は、横浜史上最も可愛いと評判の自身の演技について「自分はかわいくないと思っていたけど、みんなが可愛いって言ってくれるから、だんだん自分でも可愛いのかなと思えるようになりました」と語り、平野も「普段は男らしいのに、渉役はかわいかった!」と太鼓判。
かよの大学生の彼氏・郁巳を演じた佐野は、「郁巳は素行は悪いけど大学生なので、どこかインテリジェンス。監督と話しながらアイテムもただのタバコじゃなくて電子タバコを提案したり、僕の私物のメガネを撮影で使用したり、原作とはまた違うキャラクターに仕上げてみました」とこだわりを語り、これには平野も「岳くんは普段のキャラと全然違うので、ぜひ注目してほしいですね!」と見どころとしてプッシュした。
また、本作で印象的に描かれる “108本のバラ”と“はじめての恋”とにかけて、平野は公開初日までに“108個のはじめて”に挑戦していることでも話題に。壇上では、これまで平野がチャレンジしてきた“はじめて”が発表された。
中には平野が知らない内に達成していた“はじめて”もあったようで、「楽屋で座布団に座っていたら、突然スタッフさんに『飛んで!』と言われて、“座布団だるま落とし”に挑戦していた」と意外なチャレンジや、はじめてのものまねでは壇上で再現するなど、本作を盛り上げるための様々な挑戦を振り返った。
また、大阪の舞台挨拶では関西弁でのプロポーズに初挑戦したが、この日は中継を通して全国のファンも見ているということで、特別に標準語でのプロポーズを実施。「俺と、結婚を前提に付き合ってください」と鬼瀬の名台詞を生披露し、会場からは歓声と共に、思わず聞き惚れたファンたちのため息が。
イベントのラストでは、最後を締めくくる108個目の“はじめて”として、ミッション達成と映画公開初日を祝い、登壇者全員でくす玉を割ることに。平野の「映画『honey』」の掛け声に合わせ、観客全体で「鬼キュン大ヒット!」と声をそろえると、盛大にくす玉が割られ会場の盛り上がりは最高潮に。
これから映画を観る全国のファンに向かって平野は、「僕自身初主演でがんばってきて思い入れのある作品になったので、みなさんに何かひとつでも届いたらいいなと思います。上映中はなるべく瞬きなしでお願いします!みなさんがたくさん鬼キュンしますように!」とメッセージを贈り、初主演作に自信をのぞかせていた。
映画『honey』は全国公開中
(C) 2018「honey」製作委員会