作家・石田衣良の同名小説を、主演・松坂桃李×監督・三浦大輔のタッグで実写映画化した『娼年』が4月6日(金)に公開される。この度、原作「娼年」「逝年」と続く、3作目にしてシリーズ最終章となる「爽年」が4月5日(木)に発売された。
2016年に舞台化された際には、シリーズ2作目の「逝年」でのエピソードも一部登場していたものの、今回の映画『娼年』では、よりその世界観を深めるため、原作「娼年」のエピソードのみを忠実に描いている。
舞台に続き、主演・松坂桃李×監督・三浦大輔のコンビで映画化する話を聞いた原作・石田衣良も、これまでの日本映画とは異なる色の大人の映画を撮ってくれるだろう、と確信したという。実際に映画を観て、「映画『娼年』には現代を生きる人間の性の切なさと欲望が、割れたばかりのガラスの断面のように青く鋭く満ちている」と絶賛。さらに、「この映画を観て、人が生きるうえでの根源的な力となる『性』を、もう一度考え直してもらえたら、作者としてこれほどうれしいことはない」とコメントしている。
原作「娼年」発表から17年。主人公・リョウたちのその後を描く「逝年」、そして最終章である「爽年」を、映画と合わせて是非チェックしてみては。
映画『娼年』は4月6日(金)より全国公開
(C)石田衣良/集英社 2017映画『娼年』製作委員会