「いつか、沖縄を取り戻す」井浦新が実在の外交官演じる『返還交渉人』6月公開、共演に大杉漣ら

今から46年前の5月15日、アメリカから日本に返還された沖縄。その外交交渉の最前線にいた実在の外交官の生き様を描き、知られざる沖縄返還の裏面史を伝える映画『返還交渉人 いつか、沖縄を取り戻す』が6月30日(土)より全国順次公開されることがわかった。

返還交渉人

沖縄返還で外交交渉の最前線にいた実在の人物“千葉一夫”。返還交渉が始まった1960年代に千葉は、本土から切り離され、アメリカの統治下にあった沖縄から核兵器を撤去させ、ベトナム戦争の出撃拠点としないよう、アメリカと激しい外交交渉を重ねた。さらに何度も沖縄に足を運んでは、人々の苦悩に真摯に耳を傾けた。挫折しかけながらも妻・惠子に支えられ、「鬼の千葉なくして沖縄返還なし」と称された伝説の外交官が生涯をかけて貫いたものとは。

返還交渉人

主人公の千葉を井浦新が演じる。撮影前に単身沖縄に渡り、基地の在り様や文物を見学し「千葉さんの“怒り”を腹の底に溜め込んだ」という井浦は、“鬼の交渉人”を見事に演じきり、新境地を見せている。共演に戸田菜穂、尾美としのり、佐野史郎、大杉漣、石橋蓮司が名を連ねる。音楽は「あまちゃん」などの大友良英、語りは仲代達矢が担当する。

映画『返還交渉人 いつか、沖縄を取り戻す』は6月30日(土)よりポレポレ東中野ほか全国順次公開

©NHK

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