池松壮亮、満島真之介、大倉孝二らが出演する映画『君が君で君だ』が、第21回上海国際映画祭のGALA部門にて上映されることが決定した。
本作は、好きな女の子の好きな人になりきって、自分を捨て去り、10年間彼女を見守ってきた3人の男たちの愛の結末を描いた恋愛譚。日本の伝説のロックシンガー“尾崎豊”に池松壮亮、世界中の誰もが知るハリウッドの名俳優“ブラッド・ピット”に満島真之介、日本の歴史を大きく変えた人物“坂本龍馬”に大倉孝二がなりきる。共演にキム・コッピ、高杉真宙、向井理、YOU、中村映⾥⼦、⼭⽥真歩、光⽯研、監督・脚本を『アズミ・ハルコは行方不明』『アイスと雨音』などで知られる松居大悟が務める。
上海国際映画祭は、会期中に国内外約500作品が上映されるアジア圏最大規模の映画祭。本作は6月19日(火)に上海最大級、約2000人の座席数を誇る「SFC Shanghai Cinema Hall 1」にて上映される。当日は主演の池松壮亮、松居大悟監督の舞台挨拶も予定されている。
松居大悟監督 コメント
もはや海外映画祭出品なんて国内ではウェブニュース1発で流れてしまうような出来事なのかもしれません。リリースしなければ、知らないまま終わる。それでも僕らが海外映画祭に出品して参加することを大切に思っているのは、そこで世界における日本映画の立ち位置を意識して、今この国で何を作るべきか、すごく考えるからです。そこで生まれたものを映画として発信しようとすると、ちょっとわかりづらいなぁ、とは言われるのですが。
世界を変えるような映画だと思うんです。本当の意味での世界なのか、あなただけの世界なのかわからないけれど。だからこそ、映画祭出品うれしいです。海の向こうの上海の方にどういう反応が来るのかこれありきたりですねやめましょう。高校の試写を何回かしてて、彼らが言葉に詰まりながら興奮してたんです。『君が君で君だ』の中にいる、あなたの中にもいたはずの、いるはずの、無垢な少年少女を見つけてください。よろしくお願いします。
映画『君が君で君だ』は7月7日(土)より全国公開
(C)2018「君が君で君だ」製作委員会