映画『猫は抱くもの』が、FIAPF(国際映画製作者連盟)が認定するアジア最大級の映画祭である第21回上海国際映画祭のコンペティション部門に選出され、主演の沢尻エリカと犬童一心監督が舞台挨拶・記者会見に出席した。
舞台挨拶を前に、レッドカーペットを歩いた沢尻エリカと犬童一心監督。登場するやファンクラブのメンバーや現地のファンも大勢詰めかけ200名を越す人だかりができ、熱烈な歓声を浴びていた。『猫は抱くもの』が上映される「Shanghai Film Art Center HALL 1」の中に敷かれたレッドカーペットの先にある上海国際映画祭のパネルの前に立ち、2人はサイン。そのあと花束をもらう。沢尻は終始笑顔で「シェイシェイ、ありがとう」とコメント。
1200人もの観客でソールドアウトとなった本編上映後に、上海国際映画祭にふさわしい、華やかなGUCCIのドレスをまとった沢尻が登場すると、会場からは割れんばかりの拍手と歓声が鳴り響いた。というのも、中国国内でもテレビドラマ「1リットルの涙」がテレビ放映されており、それを機に沢尻は高い知名度と人気を得ている。会場にも沢尻の中国でのファンクラブ“沢尻会”(現在約9000名ほど。2008年発足)の多くのファンたちが詰めかけていた。
実は、沢尻は新作の撮影の真っ只中でスケジュールはビッシリ。当初は映画祭の参加は全く予定されていなかった。だが、沢尻の強い希望もあり、至難のスケジュール調整を経ての渡航となったため、今回は日帰り、わずか9時間の中国滞在。帰国の便の時刻が迫り、記者会見も泣く泣くの中座となった。
沢尻は「ファンの皆様との距離がすごく近くて、とてもうれしい気持ちになりました。また上海に来られるように頑張りたいと思います」という言葉を残して再び機上の人に。日帰りという弾丸トラベルとなった今回の映画祭参加だったが、沢尻も犬童監督も大満足の時間となった。
映画『猫は抱くもの』は6月23日(土)より全国公開
©2018 『猫は抱くもの』製作委員会