映画『BLEACH』名古屋舞台挨拶が4日、ミッドランドスクエアシネマにて行われ、福士蒼汰、早乙女太一が登壇した。
本作で主人公・黒崎一護を演じた福士蒼汰、一護に襲い掛かる死神・阿散井恋次を演じた早乙女太一が黄色い歓声に包まれながら場内に登場。2人の登場で会場のテンションはマックスに!福士は「皆さんと近くて今日は楽しい回になりそうだ!よろしくお願いします!」、早乙女は「今日は楽しんで帰って下さい。よろしくお願いします!」とコメントを寄せた。
この舞台挨拶は上映前のイベントということで、これから作品を観る観客に本作の見どころの1つでもある福士と早乙女のアクションシーンについて質問。これまでもアクションがある作品に出ている福士は、本作ではほぼノースタントで役を演じたそうで、「今回は刀がものすごく大きいのでアクションが難しかった。刀を立てると自分と同じくらいの長さで重かった。太一君と戦うのが大変だった」、早乙女は「ワイヤーが初めてだったので難しかった」とそれぞれに難しかった部分を明かした。
また、本作ではアクションシーンを和装でこなすことも苦労したという福士は「今までは着流しが多かったので、袴でのアクションは苦労した。死神の力を得てジャンプしたり転がったりしたので撮影中転びました」、早乙女は「恋次は原作だと身長が高いのですが、僕は結構背が低いので、少しでも近くなるようにインソールを入れていたんです。福士君がでかいので、なるだけ近くなるようにしていて大変だった」と、撮影秘話を教えてくれた。
トークが自身の演じたキャラクターについて及ぶと、福士は「劇中眉間にしわを寄せていた。でも、これが辛くて。けっこう辛いのよ、これ意外と(笑)!」と、実際に眉間にしわを寄せて笑いを誘いながらコメント。すかさず早乙女が「爽やか戦士だもんね(笑)」と福士にツッコミを。一方、早乙女は「恋次のようにあまりオラオラしていないんですが、野性的で素直に直感的に心で動く部分が似ている」と語った。
仲の良い掛け合いを見せた福士と早乙女だが、撮影中も一緒に携帯のアプリで顔交換したりして遊んでいたそうで、なんと福士は早乙女を“たいちゃん”、早乙女は福士を“ふーちゃん”と呼んでいたことを照れながら暴露した。
撮影時の佐藤信介監督とのやり取りについて聞くと福士は「監督は自由にやらせてくれるが、困った時にアンサーをくれる。アクションについては、下村アクション監督のこだわりが詰まっていると思います」、早乙女は「自由にやらせてくれた。とにかく追い詰めるということを徹底しました」と振り返る。
佐藤監督が1年半もの歳月を費やして編集をした本作では、悪霊・虚<ホロウ>などCGがふんだんに使われており、福士は「虚<ホロウ>がいるので、現実にはいないのでイメージをして演じました。みんなとのイメージの共有が大切だなと思いました」と語り、完成版を見て「今回CGが素晴らしいのでめちゃめちゃ感動しました。監督が描く日常と非日常の融合が凄く上手で、虚<ホロウ>と生身の人間が上手く重なり合っていると思った」と、本作の出来に笑顔を見せた。
また、普通の高校生が突如死神となり、家族や仲間を守るために杉咲花が演じる死神・朽木ルキアと特訓をするシーンも描かれており、福士は「強くなるために特訓するんですが学校の部活を練習している感じ。青春の1ページを見ている気がした」と、杉咲との共演を振り返った。
最後に福士は「アクションは勿論なんですが、キャラクター1人1人の関係性や心情の変化などの部分も注目して感じてもらえたらより楽しめると思います。アクションはスピード感がすごいものになっているので是非楽しんでください!」、早乙女は「是非、『BLEACH』特有の世界観を味わってもらえたらと思います。皆さん楽しんでください」とこれから本作を観る観客に、熱い想いを語り、イベントは大盛り上がりの中幕を閉じた。
映画『BLEACH』は7月20日(金)より全国公開
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