映画『ロボコップ・リターンズ/RoboCop Returns(原題)』の監督に、『第9地区』のニール・ブロムカンプが抜擢されたことが明らかになった。
本作は、1987年に公開された映画『ロボコップ』の脚本を執筆したエドワード・ニューマイヤーとマイケル・マイナーによる“幻の脚本”をもとに、『ターミネーター(タイトル未定)』最新作の共同脚本家ジャスティン・ローズがリライトした作品。ニューマイヤーがプロデューサーを、マイナーが製作総指揮をそれぞれ務める。
『ロボコップ』は、マフィアとの戦いで殉死するも、サイボーグ警官ロボコップとして復活した主人公が、生きていた頃の記憶に葛藤しながらも、正義を貫き通そうと奮闘するサイボーグの姿を描いた作品。
その残虐的すぎる過激な暴力描写と重層的なテーマを追求した本作は、プリプロダクションから公開に至るまで数多くの困難があったものの『ロボコップ2』『ロボコップ3』が作られる人気作となり、2014年にはジョゼ・パジーリャ監督によるリメイク版『ロボコップ』も制作されるに至った。
天才とも変態とも称されるポール・ヴァーホーヴェン監督は、その過激な描写により世の中から批判を浴びる一方で、社会に疑問を訴える風刺的な作品を作り、重層的なテーマを追求してきた。その意味では『第9地区』をはじめとし、これまでも人間と機械のあり方について世に問題を提起してきたブロムガンプは『ロボコップ・リターンズ/RoboCop Returns(原題)』の監督を務めるにふさわしいといえるのかもしれない。
『ロボコップ・リターンズ/RoboCop Returns(原題)』の公開日は未定
参考:https://www.hollywoodreporter.com/heat-vision/neill-blomkamp-direct-robocop-returns-1126289