7月16日(月・祝)に映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』Twitter LIVE特番“大江戸バス巡業篇”が実施された。
今回の特番は、バスの中からお届け。最初に登場したのは、坂田銀時役の小栗旬と志村新八役の菅田将暉、神楽役の橋本環奈、そして、監督を務めた福田雄一。スタートは “万事屋”にゆかりのある新宿・かぶき町付近から。
先日解禁となったばかりの本予告はなんと、3日間で約460万回再生と脅威的な再生回数を記録。その数字を聞き「おおー!」っと4人たちも驚きを隠せず。本予告の解禁によって映画本編に対する“早く観たい!”とのコメントが多く寄せられ、注目を集める映画の現在の制作状況・完成度を尋ねられると「今90%ぐらい?かな?(笑)」と監督。「山崎貴監督と、たまたま一緒になったときに(本予告の)ラフを見てもらったんですよ。まだほとんどグリーンバックの映像だったんですけれど、面白いからそのまま流せ!って言われたんです(笑)CGのクオリティ―が上がってるってお褒めの言葉を頂きました。もしかすると…100%にはせずに、90%ぐらいのほうがいいのかも(笑)」と、『銀魂』らしい冗談を交えながら本編についての最新情報を明かす。
話題は、先日解禁となったばかりの “真選組特別バナー”に。真選組のメンバーだけではなく、万事屋たちも真選組の隊服に身を包んだ特別仕様のバナービジュアルは解禁されると瞬く間に大好評・大反響を得ており、4人自身もとても気に入っているようで「かっこいい」と口々に。先週末よりその真選組バナーが“新宿バルト9”で特大掲出されていることが伝えられると「バナーにサイン入れたい!」と4人たちはアツく希望。
劇場突撃が急遽決定し「これぞ、バス巡業!」「これぞ、掟破り!」とソワソワしながら、掲出されている場所へと向かうことに。突然現れた小栗、菅田、橋本、福田監督の姿に辺りは騒然。福田がカメラを撮り万事屋3人そろってバナーの前で記念撮影。そして、それぞれがサインを書き込み、他のキャストの分も。更には4人揃ってチラシ配り!?まさかの事態に場内はパニックに。「偶然、4人と出くわした人々は歓喜乱舞!すごくいい企画だ」「こういうのいいね!」と生配信、また今回のバス巡業でしか出来ない貴重な機会に4人共にご満悦の様子。バスが動き出すその瞬間まで、一般の人々と交流を深めた。
新宿を騒がせた後は、とある豪華キャストを途中乗車させるために渋谷付近を目指し、移動中は視聴者からの質問に答えることに。“撮影期間で一番笑ったことは何ですか?撮影現場の雰囲気は?”との質問に、「将軍かな?」と口を揃えた後、「やっぱり夢の大阪・京都ロケじゃない?」と監督。「キャバクラのシーンを撮った後に、みんなで串カツを食べに行ってさ」と監督が続けると「あぁー!!!!」と小栗、菅田、橋本も大きく共感を示し、「なんかこんな楽しいことをしていていいのかなって思いました」と思い出話に華を咲かせ、また大阪・京都で撮影されたシーンに関しては「頭が痛くなるほど笑った」「小栗さんが面白すぎて」と思い出し笑いが止まらず。
「(あるシーンの)小栗さんの顔が面白すぎて。気に入っちゃってTシャツにしちゃいました(笑)カンカン(橋本環奈)も着てる(笑)」とのエピソードも飛び出しどんなシーンなのか気になるところだが、詳細は明かせないとのこと。「思い出し笑いだけで疲れる(笑)」とその後も、笑った話で大盛り上がり。どの場面についてのことなのか、ますます映画完成が待ち遠しいばかりだ。
“前作からの続投キャストの方々も沢山いらっしゃいますが、堂本剛(高杉晋助役)さんの撮影はいかがでしたか?”との質問に、福田監督が「やっぱり、黒幕って立ち位置で高杉を見ると半端なくかっこいいですよね」と。その言葉に「高杉のビジュアルとか本当にかっこよくて反則!」と菅田も続く。残念ながらスケジュールの都合上、特番に参加出来ない堂本に、話の流れで電話をしてみよう!ということに。「俺とツヨシ(剛)の関係性わかってるっしょ」との監督のコメントにみんな沸き立ち、期待を胸に電話をしてみると「みんなお疲れやんな」とエセ関西弁をしゃべるある人物の声が。
なんと登場したのは、“カタカナのほうのツヨシ”こと平賀源外役の“ムロツヨシ”。「中盤ぐらいから、ムロツヨシだなって大体の人が気づいてたよ(笑)」と小栗が笑みをこぼし、そのまま挨拶をすることもなく、電話を途絶させる事態に。『銀魂』ならではの楽しい雰囲気が垣間見える電話コーナーとなった。
再び、視聴者からの質問に戻り“続編制作が決定した時の心境は?”との質問に「そもそも前作を撮影しているときに、すでに続編の話が上がっていて、他にもやりたいエピソードがあるねと話していたので」と菅田。「何なら初日に言っていた(笑)」と一同思い出し笑いと共に、そうコメントしていた自分たちに対して総ツッコミ。
そうこうしているうちに、バスは渋谷某所に到着。乗車してきたのは、土方十四郎役の柳楽優弥と伊東鴨太郎役の三浦春馬。「さっきバルト9で代わりにサイン書いておいてあげたよ」との小栗の言葉に、「それ、いつか書き直しに行かないとですね(笑)」と柳楽と三浦。キャラクタービジュアル解禁でも大きな話題を呼び、真選組動乱篇には欠かせない土方の別人格“トッシー”について、“今回土方はどうなってしまうのか?”との質問に「土方がトッシーになって…」と含みを持たせながら柳楽が土方について語っていると、小栗から「今回の裏の主役だよね」と。
本作にて新登場する伊東役のオファーを受けた際の心境を尋ねられた三浦は「嬉しかったですし、福田監督からは“いつか一緒に仕事したいね”とおっしゃって頂いていたので、福田組で自分が機能できるのが嬉しかったです」と語り、続けて、「真選組を飲み込もうとする参謀の役」と伊東の役柄について説明。
実は高校の先輩・後輩の関係にある柳楽と三浦。「幼少期をお互いを知っていて。幼いころからオーディション会場で会っていたりもしていたし、高校も一緒で、今回しっかり共演が出来て嬉しいねって言っていたんです」と三浦と話すと、「楽しかったです」と柳楽が撮影を振り返った。
そして、6人揃ったところで特別映像が解禁に。特別メイキング映像が解禁となり、話は再び本編について。「昨日(7月15日)、春馬がアフレコ収録に来てくれて。自分が出ているシーンのCG観て“すっげ、すっげ”って言ってくれてたので、これはもう大丈夫だなって思いました」と監督。「だって、すごかったんですもん!見ごたえのあるCGだし」と三浦が加えてコメント。最新の映像を観ているのは三浦だけということで小栗が「僕ら、まだ全然観てない!」と。キャスト自身も映画完成がとても楽しみな様子。
「僕はムロさんのシーンにめちゃくちゃ笑いました(笑)」と柳楽も期待値高まるコメントを続けるかと思いきや、監督から「あ、カットになりました(笑)」との衝撃発言が。どんなシーンか気になるところだが、ムロの努力空しく残念な結果となった理由は「ギリギリを攻めすぎました」とのこと。「破れない掟があった」と一同大笑い。
“一番好きなキャラクターは?”との質問に「僕は原作を読んでいた時は、元々土方が一番好きだったんですが、パート2までやってきて、やっぱり銀ちゃん(銀時)が一番」と小栗。菅田も「マダオとか土方とかが好きだったけど、演じてみるとやっぱりぱっつぁん(新八)。ぱっつぁんの努力を考えると…(笑)撮影現場に行くと8人~9人ボケで(笑)それに対してツッコミって新八1人なわけですよ。大変ですよ」と新八について語る。
「原作だと神威とか好きだったんですよ。でも、トッシーも含めてやっぱり土方が好きかもしれません」と橋本は女性目線から好きな男性キャラクターについてコメント。すると、「柳楽くん、神楽とトッシーの撮影は本当に面白かったね」と監督が。その言葉に「やばい、面白かった」と一同がまた思い出し笑い。演じた柳楽が「初めて監督に自由に演じていいよと言われて。やばい!やっと来た!ムロさんとか二朗さんがオーダーされてるやつが、やっと俺にも来た!と思って、気分はエミネムで演じました(笑)」と撮影時の心境を明かすと再び一同大笑い。
「あれで、柳楽くんの気分がエミネムだねとはならないよ!」と小栗も思わずツッコミを入れる。「あの撮影の時、僕もなんかすごい高揚していて、終わった後に笑い過ぎて色々忘れているかもと思って、編集で見直したら柳楽くん、すごく面白いこと言ってた」と監督。続く「返しの絵が(受けているキャストの映像が)ほとんど使えないものが多くて(笑)だって笑っちゃってんだもん、みんな」との監督の言葉に、「僕、今まで柳楽くんとは結構ストイックな演技の現場をご一緒してきていて。そういう演技の熱量と、同じ熱量でこの人は一体何をしてるんだって(笑)そこまで行くと本当に役者ってすげぇなって思いました(笑)」と菅田。
「完全に俺らを笑かせに来てる時とかあって(笑)ただひたすらに俺らに向けて、変顔しか見せないときとかあって(笑)多分、すごくまじめに演じているんだけど、演技を受けてる俺らからすると、単純に最後の最後で何してんだって思っちゃいましたよ(笑)」と小栗も。柳楽のトッシーの熱演にただひたすらに期待が高まるエピソード合戦が止まらず。
再び質問へと戻り、「もちろん、自分が演じた伊東鴨太郎ですよ。でも、エリザベスっていうのもあります。パート1でも救世主的な立ち位置でもあって。だから、なんかいいキャラクターだなって思います」と三浦が好きなキャラクターについて話すと、小栗もエリザベスについて「これどうしようか。エリーに頼んでおこう!みたいなところあるよね」と共感を示す。
“『銀魂』ファンの方々は、笑いとぐっとくるエピソードの両方を求めてる”と監督は以前コメントされていましたが、今回の映画ではどんな感情が起きますか?“との質問に、「プロデューサーがずっと情緒不安定な映画だって言っていて。ドカーンと笑った後に、急にシリアスなパートが出てくる。これは観て頂く方々に(感情を)ご自身でコントロールして頂かないといけないかもしれません(笑)お客さんに頑張ってもらいたいです(笑)」とコメント。「その劇場の空気感を一緒に味わいたい」「応援上映でみんなで“将軍かよー!”ってやりたい」とそれぞれが口々にし、豪華キャストながらも一銀魂ファンとしての身近さが垣間見える瞬間を得ることとなった。
およそ70分にも及ぶ、超豪華特番もあっという間に時間は過ぎ、終了を迎えることに。「銀座に降りたい!」「あれが食べたい!」「(まもなく終了を聞いて)待て待て待て待て」とキャストたち自身も名残り惜しむ言葉を口々にし、 “暴れたりない”小栗からは「俺たちとあっち(プロデューサー陣)との温度差がすごい(笑)“掟は破るためにこそある”ってサブタイトルで“掟破りのバスツアー”って名をつけて、俺たちをバスに乗せたのが悪い!(笑)もう収録が終わってからも、カメラ回さずにチラシ配りに行けばいいじゃん」との言葉が生まれるほどのカオスな状態に。
最後はサイン入りポスターをはじめ、“明星一平ちゃん“146(トーシロー)個や、”吉野家牛丼“291(29田雄1)杯に…小栗旬以外が書いた”小栗旬“のサイン一式などの『銀魂』だからできる驚きのプレゼント企画も。
外にバスツアー仕様のエリザベスがお出迎えし、本当に特番が終了しそうになったところで、更なるサプライズゲストが。山崎退役の戸塚純貴が初日舞台挨拶ご招待の目録を持ってサプライズ登場。最後の最後まで笑いで包まれ、小栗から「公開まであと一か月です!平成最後の夏、笑って泣いてアツくなる!是非、皆さん劇場で!」とのコメントが贈られ、みんなで2ポーズを決め、『銀魂』の世界観さながら、てんわやんわと大騒ぎしたまま特番は終了となった。
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映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』は8月17日(金)より全国公開
©空知英秋/集英社 ©2018 映画『銀魂2』製作委員会